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給湯器お役立ちコラム
2025.01.21
2019.01.22

給湯器エラーコード【130】の原因と対処方法をメーカー別に解説

給湯器のエラーコードは1995年(平成7年)以降、メーカー間で統一されています。リンナイ、ノーリツ、パーパス、パロマ、長府製作所等(東京ガス・大阪ガス等のOEM製品含む)、メーカーによって取り扱い説明書に記載のエラー表記名は異なりますが、原因及び対処法は原則として共通となっています。

給湯器には不具合が起こるとエラーコードと呼ばれる数字がリモコン上に表示され、「130」もエラーコードの中の一つです。

この記事ではリンナイやノーリツ等、各メーカーで表示されるエラーコード「130」の意味やその原因・対処法や修理費用相場などを詳しくご紹介します。

エラーコード表示時の応急処置方法

エラーコード130が表示された場合、以下の応急処置を行いましょう。

  1. 給湯器のリモコンのスイッチを切る
  2. 窓を空け換気をしつつ、一定時間放置
  3. 再び給湯器の電源を入れる

エラーコード130はセンサーが一酸化炭素を検知している状態ですので、応急処置としてはリモコンの再起動が有効です。

また、給湯器の給排気口が詰まっていることが原因でエラーが表示されることもありますので、給排気口の掃除後に再起動を行うのも有効な手段です。

ただし注意点としてエラーコード130が5回続くとインターロック(再点火防止装置)が作動し給湯器が使えなくなります。
そのため、再起動は多くても2回とし、それでもエラーが消えない場合は修理業者への連絡が必要です。

エラーコード130は自分で修理できる?

エラーコード130では基本的に自分で修理をすることができません。

なぜなら、何らかの原因で点火不良が起きており、その結果一酸化炭素センサー(COセンサー)が異常を検知しているため、その部品を直さなければなりません。
しかし、資格を持っていない人は給湯器内部の部品交換を行なってはいけないため、自分で修理を行うことができません。

エラーコード130の修理費用

エラーコード130の修理を依頼する場合、考えられる依頼先として「メーカー」と「給湯器専門業者」があります。

メーカーの場合、信頼性がありますがその分修理費用が高くなってしまう傾向にあります。
一方、給湯器専門業者の場合、修理費用は安い傾向にありますが、業者数も多く、中には悪質な業者もいるため、業者選びに時間がかかります。

それぞれメリット・デメリットがあるため、どちらに依頼するかはよく考えて決めましょう。

メーカーに依頼した場合の費用相場

リンナイに依頼した場合、修理費用は以下のような項目では発生します。

  1. 部品代
  2. 技術料
  3. 出張料
  4. 諸経費
  5. 消費税

また、ノーリツの場合は以下のような項目で料金が発生します。

  1. 技術料
  2. 部品代
  3. 出張料(上限は3,300円)
  4. 消費税

エラーコード130を修理する際に具体的にどのくらいの費用が発生するのかは、故障が起きている部品によって違うので明言できませんが、給湯器専門業者と違い出張料がかかる場合が多く、また仮に修理をしなかった場合でも診断料・点検料が発生するため、費用面では損をしていまいます。

給湯器専門業者に依頼した場合の費用相場

給湯器専門業者に修理を依頼した場合、費用相場としては給湯器燃焼系部品の修理になりますので、総額17,000円~33,000円程度になります。
もちろん、給湯器の種類やその他部品の劣化具合によって料金は異なります。
例えば、イグナイターなどを直したとしても給湯器自体が寿命を迎えるとその他の故障が立て続けに起こる可能性もあり、その部品を修理するための費用もかかります。

また、場合によっては給湯器の修理が難しく、交換が必要になる可能性もあります。

リンナイ製給湯器エラーコード【130】の原因と対処方法

リンナイ製の給湯器に表示されるエラーコード130の原因と対処法は以下です。

リンナイ製給湯器の場合

エラーコード130の原因:一酸化炭素センサーが異常を検知
給排気口の詰まり、もしくはバーナーの詰まり等が原因で点火不良が発生

対処方法
給排気口の掃除、リモコンの再起動、業者による内部部品の修理

エラーコード130の原因

エラーコード130の原因
一酸化炭素センサーが異常を検知

給湯器内部にある一酸化炭素センサー(COセンサー)が作動した際に表示されます。
給湯器の給気口、排気口に詰まりなどがあり給排気ができない場合にこのエラーが表示されます。

エラーコード130の対処方法

エラーコード130の対処方法
給排気口の掃除、リモコンの再起動、業者による内部部品の修理

まずはリモコンの電源を切り、給排気口の詰まりを除去してください。
その後、再びリモコンの電源をオンにし、エラーが表示されるかを確認します。

ただし、再起動を繰り返しこのエラーが5回表示されてしまうと給湯器が使えなくなってしまいますので注意してください。

再起動を行なってもエラー表示が消えないようであれば業者に点検を依頼し、修理を行なってください。

ノーリツ製給湯器エラーコード【130】の原因と対処方法

ノーリツ製の給湯器に表示されるエラーコード130の原因と対処法は以下です。

ノーリツ製給湯器の場合

エラーコード130の原因:燃焼上の不具合(一酸化炭素濃度不具合)
給排気口の詰まり、もしくはバーナーの詰まり等が原因で点火不良が発生

対処方法
給排気口の掃除、リモコンの再起動、業者による内部部品の修理

エラーコード130の原因

エラーコード130の原因
燃焼上の不具合(一酸化炭素濃度不具合)

給湯器内部にある一酸化炭素センサー(COセンサー)が作動した際に表示されます。
給湯器の給気口、排気口に詰まりなどがあり給排気ができない場合にこのエラーが表示されます。

エラーコード130の対処方法

エラーコード130の対処方法
給排気口の掃除、リモコンの再起動、業者による内部部品の修理

リモコンの電源を切り、給排気口の詰まりを除去してください。
その後、再びリモコンの電源をオンにし、エラーが表示されるかを確認します。

再起動を行なってもエラー表示が消えないようであれば業者に点検を依頼し、修理を行なってください。

メーカーか給湯器専門業者かは使用年数を見て決めましょう

エラーコード130が表示された場合、業者を呼び修理してもらう必要がある場合があります。
そんな時にメーカーを呼ぶのであれば、使用年数がメーカー保証期間内にしましょう。

給湯器専門業者は選ぶ手間はあるものの、修理にかかる費用は安く、駆けつけスピードも早いため、すぐに修理を完了しお湯が出るようになるでしょう。

そのため、エラーコード130が表示された場合は給湯器の使用年数と保証期間を調べて、ふさわしい方の業者を呼ぶと良いでしょう。