分譲・賃貸 マンションの給湯器交換 費用や手順 まとめ

こちらではマンションで給湯器交換・修理をお考えの方へ、損をしない為のチェックポイントやオススメな交換手順などを解説していきます。
給湯器は分譲か賃貸かで持ち主が変わる
賃貸マンションの場合は主に貸主(大家)
賃貸マンションの場合、その多くは給湯器は貸主の財産とされており、給湯器の故障が発生した場合の交換責任は大家にあります。もしも給湯器が故障した際には、管理会社などへ連絡を入れ、早期の給湯器交換を依頼しましょう。その際、借主が費用を負担する義務はありません。
ただし、ごくまれに契約内容で給湯器交換が借主負担となっているケースがありますので、予め契約形態を確認しておきましょう。
分譲マンションの給湯器交換は住人負担が原則
分譲マンションにお住まいの場合は、給湯器は住人の財産です。その為、故障などで交換・修理が必要な場合、住人が費用負担をしなければなりません。
以下で、損をしない為の、マンションならではのベストな給湯器交換の手順をご紹介します。
交換前のチェック1.マンションの給湯器 設置場所はどこ?

・玄関横の壁面に埋め込まれているタイプ ⇒ パイプシャフト式(PS式)と呼ばれるタイプ
一般的なマンションでは、上記の二箇所どちらかに給湯器が設置されています。この設置場所によって給湯器の価格が変わってきますが、ガス管や水道管の位置が予め決まっている為、原則としてこれは移動させたり別タイプを取り付けたりすることは出来ません。
業者へスムーズに見積もり依頼をする為に、自宅マンションがどちらのタイプか、事前に把握しておきましょう。
交換前のチェック2.マンションに最適な給湯器の号数

・20号 ⇒ 2~3人暮らし向け 同時に2箇所でお湯を使うことがある家庭向け
・24号 ⇒ 3~4人暮らし以上 3箇所同時にお湯を使うことがある家庭向け
※28号以上はお風呂が複数あったり床暖房が全室など特殊な家庭や業務用。マンション用では過剰パワーになりほぼ使われません
給湯器には号数と呼ばれる給湯パワー・給湯量を決める規格があり、上記のように最適なタイプは分かれます。これは消費者側が選択できる部分で、号数が上がるにつれ給湯器の価格が1~2万円変わるので、予め希望する号数を把握しておきましょう。
交換前のチェック3.給湯器は従来型?エコジョーズ?マンションならではの注意点も

従来型と呼ばれる給湯器とエコジョーズは、ガスの燃焼効率が違います。エコジョーズの方が導入費用は高く、ランニングコスト(毎月のガス代)が安いという特徴があります。 従来型にするか、エコジョーズにするかの損益分岐点は『毎月のガス代平均が8,000円を超えるかどうか』。4人以上でお住まいならほぼ超えるであろう金額ですね。
上記を超えるようであれば、エコジョーズの方がトータルでは費用がお得になりますので、給湯器交換の見積もり依頼をする際にはエコジョーズを希望します、と伝えましょう。
マンション+エコジョーズはドレン排水に注意
エコジョーズを設置する場合、ドレン排水の処理をしなければなりません。ですが、マンションの構造と給湯器の設置場所によっては排水処理が出来ないケースがあり、その場合エコジョーズを使うことが出来ません。マンションの給湯器交換 お得な業者選びのコツと手順

マンションならではの給湯器交換の特徴を把握したら、次は実際に交換をお願いする業者です。依頼できる業者は、メーカーやガス会社などがありますが、
オンラインで見積もり可能なネット系専門業者から相見積もりを取る
この方法が最も安く給湯器交換が出来る方法です。よく他のサイトなどではオススメ業者が様々紹介されていますが、給湯器の種類は大変多く、特定の業者が必ず安い・必ず早いといったことは絶対にありません。
実際に管理人が給湯器交換を2回依頼した時も、1回目と2回目では最安値提示の業者は違いました。在庫状況や繁忙期か否か、得意なメーカーかどうか、などによって価格も対応も変わりますので、確実にオススメな方法は複数業者からの相見積もりです。
相見積もりを取ればそこから価格交渉も可能
また、更にお得に給湯器交換をするコツとして、相見積もりを取ったらその上で『価格交渉ができる業者に相談』するのも費用を抑える大切なポイントです。こう聞くと非常に手間がかかるように思われるかもしれませんが、そんなこともありません。
具体的な手順は以下の通りとなります。