ガス給湯器の【取り付けのみ】工事にかかる費用や相場はいくら?

ガス給湯器の本体を持っていて、取り付けだけを専門業者にお願いしたい。そんな場合の費用や相場、おすすめな手順などをご紹介します。
給湯器本体の取り付け工事 費用詳細と相場

本体の固定・ガス配線等コミコミの場合 ⇒ 6,000~8,000円
給湯器の本体を取り付ける場合、ガス配管の結線には国家資格が必要なこともあり、この点のみお願いしたいという方も多いようです。費用と相場は上記の通り、本体の固定についてはDIYでも可能な工程ですので、この点を自分でやるか否かで料金が変わってきます。
ただし、ガス給湯器本体の固定についてもしっかりと作業ができていないと思わぬ不具合が発生する原因になりますので、不安な場合は固定工事を行わず、それも含めて業者に依頼しましょう。
給湯器の取り付けのみ 頼むならどの業者がオススメ?

ポイントとなるのは、実際に施工するご自宅と、ガス会社か給湯器交換業者の営業所との物理的な距離です。本体の取り付け工事のみ、特に給湯器とガス管配線の接続のみという依頼はぶっちゃけて言うと業者側にはそれほどメリットが多くありません。
なぜなら、施工代金のみですと時間単価がどうしても低くなるからです。
これが給湯器交換とセットであれば、給湯器本体の販売で利益を上乗せすることができますが、取り付けのみとなると時間とスタッフは同じだけかかるのに利益・売上は上がらない、ということで中には施工自体を受けてくれない業者もあります。
取り付けのみは近いところを選ぶのが費用削減のコツ
そんな事情から、取り付けのみをお願いする場合に重要なのは、どの業者を選ぶか、よりもどれだけ近いか、という点。営業所から近ければ近い程、業者側の作業効率が上がることで、出張費などの余計な費用を削減することにも繋がります。
同一市内に複数業者がある場合には、複数に電話で問い合わせてみて、その際の費用やスタッフの対応で選ぶのがベストです。
また、給湯器本体丸ごとの施工と違い、取り付けのみという形はオンライン上の依頼・見積もりフォームを用意しているところはまずありませんので、電話で直接問い合わせる方がスピーディです。
給湯器本体の取り付け 依頼前の注意点

給湯器本体のみの取り付けというのは、前述の通りあまり業者側からは好まれる依頼ではありません。双方がイヤな思いをしないよう、事前に下記だけはチェックしてから依頼しましょう。
- 給湯器の適合は確実に把握できているか
- 設置場所についての最低限の知識はあるか
- 設置作業ができるスペースがあるか
給湯器の適合は本体入手前から必ず確認
給湯器を自前で用意する場合に陥りがちなミスが適合可否の確認ミスです。給湯器には様々なタイプがあり、お風呂の追い焚きの有無や床暖房の有無、また室内リモコンとの適合などがあり、それが違うタイプの給湯器は取り付けそのものが出来ません。
もしも適合しないタイプのガス給湯器を用意してしまった場合、購入元に返品できるのかや、どの様に処分するか、取り付け工事を依頼した業者では給湯器を取り扱っているのかの確認、そして取り扱っているようであればそれを用意する時間等が余計にかかってしまいます。
誤ったタイプの給湯器取り付けをお願いしていないか、適合については事前に把握・確認をしておき、取り付け工事の依頼時に説明ができるだけの知識は持っておきましょう。
給湯器の設置場所に関する知識とスペース
給湯器はそもそも設置できる場所がある程度決まっています。LPガスにせよ都市ガスにせよ、ガスの配管が配置できる場所がある程度決まっており、それは水道管も同様です。
給湯器本体の設置のみを依頼する場合には、ある程度事前に設置場所も調べ、把握しておかなければなりません。何も知らずに業者を呼ぶだけ呼んでみたら、設置スペースが非常に狭かったり、隣家に入り込まないと作業が難しかったり・・・このようなケースが後か分かった場合、特別工賃がかかったり、1度で作業が完結せず無駄に出張費を取られてしまったりします。
双方メリットが無い話になってしまいますので、余計な混乱を防ぐためにも事前に設置スペースの状況については把握しておきましょう。
給湯器の取り付けのみ 費用や手順まとめ
- 費用は3,000~8,000円程度
- 予め給湯器本体の種類や設置スペースに関して知識を持っておこう
- その上で距離的に近いガス会社や給湯器交換業者を探して電話で依頼しよう
給湯器本体を安く入手した上で、取り付けのみを業者に頼むという方法は、費用を抑える上では非常に賢い方法と言えます。
ただ、それをやるには最低限の知識が消費者側に求められるため、注意事項を把握しておかないと余計なトラブルに見舞われる可能性もある方法です。
また取り付けのみに対応してくれる業者の数も多くはないため、探すにも手間がかかります。
もしも手間をかけたくないという場合は、給湯器の購入~取付け工事をまるごと業者に任せるのが良いでしょう。
給湯器の交換についてのはこちらの記事にまとめていますので、興味があればぜひ読んでみてください。
