賃貸アパートで給湯器に異常を感じたら?交換・修理の対処法まとめ

お湯が出ない、温度が安定しない、水漏れや凍結、異音など、給湯器に関する異常を感じた場合のチェックすべき場所、故障の原因、交換の方法について、詳細をまとめました。
給湯器の場所はどこ?
賃貸アパートの場合、給湯器はベランダの外壁に設置されているか玄関横の扉内部に収納されているケースがほとんどです。
異音や異臭、水漏れなどが起こっている場合には、まずは給湯器本体に損傷などが無いか一度チェックしましょう。
尚、トラブルの状況によって対処法は異なりますので、この際給湯器本体には触れないよう注意して下さい。
給湯器の修理・交換は自腹?
賃貸アパートの場合、ほとんどのケースで給湯器は大家さんか不動産の管理会社の持ち物となっています。その為、給湯器に何らかのトラブルが発生した場合の修理・交換費用は貸主持ちとなり、借主が支払う必要はありません。
トラブル発生時は自分で対処しようとせず、まずは管理会社へ点検依頼の連絡をしましょう。
尚、室内のリモコンにエラーが表示されている場合、トラブルの内容によっては修理の必要が無いケースもあります。
下記記事にてエラーコード別の対処法をまとめていますので、リモコンエラーが発生している場合には下記を参考にしてみて下さい。

実費での修理が必要な場合はどうする?
稀に、賃貸アパートでも契約上給湯器は借主の物となっているケースがあり、その場合は自腹で修理費用を捻出する必要があります。給湯器の修理費用は故障内容によって様々ですので、実費で修理・交換が必要な場合には下記記事を参考に適切に対処して下さい。
▼修理費用や手順について

▼給湯器の水漏れの対処法

▼給湯器が凍結している場合の対処法

▼給湯器から異音がする場合の対処法

ご自身が賃貸アパートの大家な場合
賃貸アパートを経営していて給湯器を自身の財物としている場合、給湯器の故障が発生したら速やかに修理・交換する義務があります。 給湯器の故障・トラブルは経年劣化や自然発生するケースがほとんどで、借主さんの使用方法に問題があって故障するというケースはめったにありません。
借主さんは故障している間、お風呂に入る事が出来ず日常生活に大きく支障をきたしてしまいますので、大きなトラブル・クレームに発展する前に速やかに対処しましょう。 給湯器の修理・交換はメーカーに依頼すると非常に高額になります。
下記にて関東圏の給湯器交換業者をご紹介していますので、修理・交換業者をお探しの方はご参考にしてみて下さい。
借主からのクレームにはどう対処する?
もしも給湯器の故障が原因で借主からクレームが来てしまった場合、正しい対処方法は修理・交換義務を速やかに履行する事です。
原則として、それ以上の対応(金銭的な要求や家賃減額など)に応じる法的な義務はありません。中には給湯器が使えない間の銭湯代金やそれにかかる交通費を請求してくる事例もあるようですが、そういった要求に応じる必要はありませんので、毅然とした対応を取りましょう。
また、間に管理会社を挟んでいる場合には、そういったクレーム対応は管理会社に一任すべきで、必要以上にオーナーが出ていかない事も大切です。 それでも借主がごねるようであれば、契約を解除しても構わない(勿論正式な手続きを経て)といった姿勢で対応すれば問題ありません。
賃貸アパートの給湯器トラブル まとめ
給湯器の寿命は10~15年と言われており、消耗品である為、普通に使っていてもいつかは壊れてしまいます。入居者からすれば大変不便を強いられる為、大きなストレスになってしまうかもしれませんが、こればかりは誰に責任があるわけでもありません。
トラブルに見舞われた時に大切なのは、借主・大家どちらの立場であっても、お互い適切な対処を取り義務を速やかに果たす事です。 修理・交換が必要ない、借主自身で出来る対処の仕方もありますので、是非とも各記事を参考の上、適切に対応して下さい。

