中古の給湯器を購入する際の注意点 まとめ

こちらでは中古給湯器の購入を検討されている方むけの注意点やお得な手順などをまとめています。
まずは適合可否をしっかり確認しよう
ヤフオクや楽天オークションなどのオークションサイト、メルカリやジモティなどの一般人同士が取引を行うサイトなお、様々なサイトで中古の給湯器が売買されています。
ですが、給湯器は何でもいいというわけではなく、自宅の環境によって適合するか否かが決まっています。せっかく購入したのに使えない、なんてことが無いよう、下記をしっかり確認していきましょう。
同一品番・型番の物が一番無難
中古の給湯器購入を検討している場合には、適合可否で最も無難な選択が今まで使っていた物と同一メーカー・同一品番の給湯器を選ぶことです。
給湯器本体には、品番や製造年月日が書かれたシールが必ず貼られています。それを確認した上で、同じ物を購入すれば、少なくとも給湯器の適合については問題ありません。
別の給湯器を購入する際のチェックポイント
同一型番以外の中古給湯器を購入する場合に、チェックしなければならないポイントは下記の通り。
- 同一メーカーでも適合しない給湯器は沢山ある
- 号数(16号20号24号など)が同じかどうか
- 設置場所(壁掛け式、PS式、据置型など)が同じかどうか
- 従来型・エコジョーズなどのエネルギー効率のタイプが同じかどうか
- 給湯器本体から出ている配管の数は同じか
- 室内リモコンは同一型番でなければ原則使い回し不可能
給湯器はこれらの条件によって設置できるか否かが決まっています。上記については必ず事前にチェックしましょう。
中古の給湯器は出品者も給湯器に関する知識が少ないケースも多く、買う側の自己責任の側面が強い為、うっかり適合しない給湯器を購入してしまいトラブルに発展しないよう事前確認はしっかり行いましょう。
中古の給湯器 適合以外にもチェックしたいポイント
適合に問題が無ければどんな給湯器でも良いかと言えばそうとは限りません。下記には中古の給湯器を購入する前に知っておきたいポイントをまとめました。
- 給湯器の寿命は約10年。使用年数が長いと故障のリスクも高まる
- 給湯器のガス管接続は要・国家資格で一般人のDIYはNG
- 給湯器のリモコンも電気配線が必要(知識があればDIY可能)
- 給湯器を設置場所に固定する器具は使い回しは出来ないと考えた方が無難(DIYは可能)
- メーカー保証・施工保証は無いので中古の給湯器は自己責任で
長期間使用されて中古給湯器はリスク高
給湯器は約10年で寿命とされています。勿論使用頻度によっては15年ほど使えるケースもありますが、オークションサイトなどに出品されている給湯器は使用年数は書いてあっても使用頻度まで細かく書かれているケースは少ないです。
出来る限り使用年数が少ない給湯器を選びたいところですが、その分価格は上がります。
給湯器をガス管と繋げる作業はDIY絶対NG
一般的なガス給湯器を使用するには、都市ガス・プロパンガスいずれにしてもガス管との接続が必要です。
ただ、この作業を行うには国家資格が必要で、有資格者以外が作業を行うのは法律違反です。
これはガス器具を扱う以上爆発や火災の危険を伴うからで、作業自体が出来そうだからと簡単に自分でやってしまい、事故が起きては取り返しのつかない事態になることもあり得ます。
中古給湯器を購入する際は、必ず最寄りのガス会社などへ取り付けを依頼しましょう(ガスを繋ぐだけなら約3,000円~、リモコンや壁面への設置も含めた工賃は6,000~8,000円程度です)。
注意したい給湯器のリモコン特性
給湯器本体とリモコンは、原則としてセットになっており、同一メーカーだとしても他機種のリモコンを使いまわすことは出来ません。その為、中古の給湯器で別の型番の本体を買う際には、適合するリモコンも用意する必要があり、セットになっているか事前に確認しておく必要があります。
リモコンの結線や給湯器の固定はDIYが可能だが・・・
給湯器本体を固定したり、リモコンの配線を室内へつなぐ結線などは資格が無くても行うことはできます。
とは言え、これらの作業には工具が必要です。それらの知識が無いようであれば素直に最寄りのガス会社へ取り付けを依頼するのが一番ですが、DIYを検討されている方は下記記事も参考にしてみて下さい。

中古の給湯器はあらゆる保証の対象外な点に注意
中古の給湯器は、入手経路に関わらずメーカーや施工業者がトラブルの保証をすることはありません。 壊れた際の修理は勿論、ガス漏れなどの事故が起きたとして、その原因が製品不良であったとしても同様です。
あくまでも自己責任となりますので、それらの覚悟が無い方には中古の給湯器購入はオススメできませんのでご注意下さい。
中古の給湯器に関する注意点 まとめ
- 中古の給湯器を買うなら同一型番がベター
- 違う給湯器を購入する場合は必ず事前に適合確認を
- 中古の給湯器を取り付ける(ガス管接続)には国家資格が必要
- ある程度DIYの知識が無ければガス会社に取り付けを依頼するのが無難
- 中古の給湯器の取り扱いは全て自己責任ということを忘れずに
給湯器は危険なガスを取り扱う製品である以上、中古には全く保証が無いという点は必ず頭に入れておきましょう。本体を安く入手できたと喜んだのもつかの間、取り付け出来ないなどのトラブルも十分考えられます。
それらのリスクを考慮した上で、中古で購入するか、新品を購入するか、しっかり自己責任のもと検討されることをオススメします。