給湯器のエラーコードは1995年(平成7年)以降、メーカー間で統一されています。リンナイ、ノーリツ、パーパス、パロマ、長府製作所等(東京ガス・大阪ガス等のOEM製品含む)、メーカーによって取り扱い説明書に記載のエラー表記名は異なりますが、原因及び対処法は原則として共通となっています。
目次
給湯器のエラーコード【011】の原因
60分以上お湯を使い続けた際に発生するエラーです。お風呂のお湯を出しっぱなし、キッチンのお湯栓の締め忘れなどが原因で起こります。ガスの使い過ぎやこのようなうっかり忘れを防止するために、011エラーが出るとガスの供給がストップされます。
エラー深刻度:★☆☆☆☆
修理を挟まず正しい手順でエラーを解除できる軽微なエラーです。下記対処法を参考にしてみて下さい。
給湯器のエラーコード【011】の対処法
出しっぱなしになっているお湯の給湯栓を閉めて、リモコンの電源をリセットし、エラーを解除する。
その他不測のエラー原因とは?
通常エラーコード011は上記の対処方法でエラーを解除することが可能です。しかし、お湯を止めてリモコンをリセットしても治らない場合、下記の原因が考えられます。
ガスの供給が止まっている ⇒ ガスメーターをチェック
ガスメーターが緊急停止し、ガスの供給が止まっている可能性があります。停止中の場合、ガスメーターのランプが点滅しているはずですので、ガスメーターに付属の復帰ボタンで停止状態を解除して下さい。
1.室内のガス機器を全てストップ(使用停止)する
2.ガスメーターの復帰ボタンカバーを外す
3.復帰ボタンを長押し(3秒ほど押し続ける)
4.ガスメーターらのランプが消灯したら、5分程度待ってからガス機器を使用して開通を確認
※上記方法は一般的なガスメーターの停止解除手順です。メーカーにより手順が異なりますので、不明な際は必ず最寄りのガス会社へ問い合わせて復帰手順を確認してから作業を行って下さい。
リモコンや給湯器本体の電装版の故障 ⇒ 修理が必要
可能性は少ないながらも、リモコンや給湯器内部の精密部品である電装板等の部品故障の可能性もあります。通常の対処方法でエラーが解除できない場合、下記一覧から最寄りの給湯器修理業者を探し、無料点検を依頼しましょう。
参考修理価格:給湯器電装系部品の修理 総額6,000~46,000円程度
給湯器の修理を依頼できる業者はこちら
修理か交換か 給湯器の寿命をベースに考えよう
給湯器には寿命があり、耐用年数は約10年と言われています。使用頻度や使用環境によっては15年ほどもつ場合もありますが、10年を超えると交換時期と言えます。
エラーが発生して修理が必要となった場合、本当に修理に費用をかけるべきか、本体を交換してしまう方が良いのか、下記記事を参考に検討してみてください。