給湯器のエラーコードは1995年(平成7年)以降、メーカー間で統一されています。リンナイ、ノーリツ、パーパス、パロマ、長府製作所等(東京ガス・大阪ガス等のOEM製品含む)、メーカーによって取り扱い説明書に記載のエラー表記名は異なりますが、原因及び対処法は原則として共通となっています。
目次
給湯器のエラーコード【130】の原因
給湯器の吸排気口の詰まり、もしくはバーナーの詰まりなどで、点火不良を起こし、COセンサー(一酸化炭素センサー)が異常を検知して緊急停止している状態です。
エラー深刻度:★★★★☆
部品故障と単なる詰まりが原因の2パターンがあります。エラーが出ている時点でCOセンサーが正常に働いている証拠ですので、このエラーが出ている限りは一酸化炭素中毒等の危険性はほぼありません。但し、対処しなければお湯が使えませんし、万一COセンサーが故障した際は命に関わる事故(一酸化炭素中毒)の可能性が無いとは言い切れません。早急に修理しましょう。
給湯器のエラーコード【130】の対処法
給湯器の吸気口・排気口を掃除する
1.給湯器本体の吸気口・排気口をチェックし、木や枯れ葉、埃、蜘蛛の巣などで物理的に塞がれていないかを視認できる範囲でチェックし、掃除を行って下さい。
2.リモコンの電源を一旦切り、再度付けなおしてリセットします。
水漏れ・湿気による点火不良は時間を置く
大雨や台風など、天候不良によって130エラーが出るケースもあります。その場合は、天候が回復するまで給湯器の使用を一旦停止し、給湯器の内部が乾燥した段階でリモコンをリセットしましょう。
点火装置の故障(経年劣化)
130エラーは吸排気の問題以外にも、給湯器内部の点火装置が故障している可能性があります。(バーナーの劣化、イグナイターが湿っている、制御基板の故障など)。
- 給湯器燃焼系部品の修理 総額17,000~33,000円程度
修理にかかる費用の目安は上記の通りですが、給湯器の種類によっては修理費用がより高額になります。また、給湯器を長期間使用しての経年劣化による故障の場合、イグナイターなどを直したとしても寿命を迎えるとその他の故障が立て続けに起こる可能性もあります。
上記の方法で解決しない場合、長期間の使用により排気口の奥の方に詰まりが発生しているか、給湯器本体の寿命がきている可能性があります。また給湯器の修理・交換が必要となりますので、下記業者一覧より修理・交換業者へ相談しましょう。
給湯器の修理を依頼できる業者はこちら
修理か交換か 給湯器の寿命をベースに考えよう
給湯器には寿命があり、耐用年数は約10年と言われています。使用頻度や使用環境によっては15年ほどもつ場合もありますが、10年近く使用してから故障が発生した場合には本体交換を勧められるケースがほとんどです。
エラーが発生して修理が必要となった場合、本当に修理に費用をかけるべきか、本体を交換してしまう方が良いのか、下記記事を参考に交換した際にかかる費用などをチェックした上で検討しましょう。