給湯器のエラーコードは1995年(平成7年)以降、メーカー間で統一されています。リンナイ、ノーリツ、パーパス、パロマ、長府製作所等(東京ガス・大阪ガス等のOEM製品含む)、メーカーによって取り扱い説明書に記載のエラー表記名は異なりますが、原因及び対処法は原則として共通となっています。
目次
給湯器のエラーコード【252】の原因
エラーコード252は自動湯張りが何らかの原因で使用できない状態になっている事によって発生するエラーです。循環水流スイッチ、ふろ水流スイッチの異常(故障)以外にも、お湯はりの回路にゴミや髪の毛、異物の混入によっても起こる可能性があり、後者の場合は故障ではないので修理ではなく清掃が必要となります。
エラー深刻度:★★★☆☆
252エラーは故障の発生頻度も高く、中でも長期間自動湯張り機能を使用していなかった場合にゴミ詰まりなどで発生するケースが多いです。その為、一概に故障とは言い切れないので、まずは下記の対処手順に従って原因を探っていきましょう。
給湯器のエラーコード【252】の対処法
リモコンの電源をリセットする
まずは一旦お湯の使用をストップし、給湯器のリモコンの電源を一旦切り、再度電源をオンにします。その後、再び自動湯張り機能を使用しましょう。
再度252エラーが発生したら点検の必要あり
リモコンの電源を入れなおしても再度252エラーが出る場合、それ以上の自力対処は難しい為、業者による修理・点検を依頼する必要があります。
- 給湯器電装系部品の修理 総額6,000~46,000円程度
252エラー発生時の修理にかかる費用の目安は上記の通りですが、故障内容や給湯器の種類によってはより高額の修理費用となる事も考えられます。また、給湯器を設置してからの期間が長いことによる経年劣化による故障の場合、その他の故障が寿命により立て続けに起こる可能性もありますのでその際は本体の交換も検討しましょう。
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修理か交換か 給湯器の寿命をベースに考えよう
給湯器には寿命があり、耐用年数は10年~15年程度と言われています。使用頻度や使用環境にもよりますが、10年近く使用してから故障が発生した場合には本体交換を勧められるケースがほとんどです。
エラーが発生して修理が必要となった場合、本当に修理に費用をかけるべきか、本体を交換してしまう方が良いのか、下記記事を参考に交換した際にかかる費用などをチェックした上で検討しましょう。