給湯器エラーコード【312】の原因と対処方法をメーカー別に解説

本記事はプロモーションが含まれています。

給湯器のエラーコードは1995年(平成7年)以降、メーカー間で統一されています。リンナイ、ノーリツ、パーパス、パロマ、長府製作所等(東京ガス・大阪ガス等のOEM製品含む)、メーカーによって取り扱い説明書に記載のエラー表記名は異なりますが、原因及び対処法は原則として共通となっています。

自宅でお風呂に入る際にエラーコード312が表示されるとお湯を沸かすことができずに困ってしまいます。しかし312エラーが表示される原因や対処方法を知っておくとすぐに改善できるケースもあるため安心です。

この記事では給湯器のエラーコード312が表示された際に必要な修理方法やかかる費用、応急処置方法を紹介しますので参考にしてください。

エラーコード表示時の応急処置方法

エラーコード312が表示された場合は業者を呼ぶ前にまず応急処置をしましょう。誤検知が原因であればこれで解消されることがあります。応急処置の方法や手順は下記を参考にしてください。

給湯器リモコンのリセット

エラーコード312が表示された際にはまずは給湯器リモコンを再起動してエラーコードが解消するか確認をしてください。まれに誤検知でエラーコードが表示されることがあるのでエラーコードの表示=機器の故障というわけではありません。再起動を行ってもエラーコードが表示されるようであれば給湯器の故障が疑われます。

312エラーの場合、ふろサーミスタの異常が原因で追い焚きや自動湯張り等の操作ができない状態と思われます。給湯器内部の部品不具合のため引き続きエラーが表示されるようであれば使用中の給湯器メーカーもしくは給湯器専門業者に連絡してください。

エラーコード312は自分で修理できる?

エラーコード312が表示された際に自分で修理をしようとする方がいますが、自分での修理は基本的にできません。原因となる部品は給湯器内部にあるため構造の知識がなければ部品を見つけることも難しいでしょう。部品故障の他に地絡などのケースもあり、原因の特定が難しいエラーのため専門業者に点検してもらうようにしてください。

応急処置をしたらメーカーや専門業者へ連絡を

前述通りエラーコード312が表示されている場合は内部部品の故障や地絡などの原因で正常に動作していない状態のため原因の特定が困難です。再起動をしてもエラーコードが表示されるようであれば再度電源を切り、すぐに給湯器メーカーや給湯器専門業者へ連絡をするようにしましょう。

メーカーや専門業者へ依頼する際には下記より費用相場を解説しますので参考にしてください。

エラーコード312の修理費用

エラーコード312を修理する場合は原因によって金額は変わります。また、点検や修理の依頼先によっても金額が異なるためメリットと併わせて確認し、業者選びの手助けとして活用してください。

メーカーに依頼した場合の費用相場

メーカー修理の費用相場
11,000円~50,000円

エラーコード312の修理を給湯器メーカー各社に依頼した場合の目安は上記の金額です。複数の部品が故障していたり、給湯器本体の交換が必要な場合はさらに費用がかかるため注意してください。給湯器メーカーの場合は出張費や診断料のほか、深夜早朝などの割増料金が必要になることもあります。

一方でメーカー保証の期間内であれば費用を大幅に抑えることもでき、結果として給湯器専門業者よりも安く修理できることもありますのでまずは依頼前に保証期間の確認を行ってください。

給湯器専門業者に依頼した場合の費用相場

給湯器専門業者修理の費用相場
8,000円~46,000円

エラーコード312の修理を専門業者へ依頼する場合の費用相場は上記が目安です。給湯器の修理はメーカー以外でも有資格者のいる業者であれば対応することができ、メーカー保証がない状態であればメーカー修理よりも費用を抑えて修理することができます。

給湯器専門業者のなかには出張料や深夜早朝の割増料金が無料の業者であったり、Webやポスティングでの割引が適用されるケースもあります。原因究明のための点検自体にはお金がかからない業者も多いので費用を抑えたいという方におすすめです。

リンナイ製給湯器エラーコード【312】の原因と対処方法

本項ではリンナイ製の給湯器での312エラーについて解説します。

リンナイ製給湯器の場合

エラーコード312の原因:ふろサーミスタの異常を検知
断線や短絡(ショート)によって正常に動作していない状態

対処方法
業者による内部の点検後、必要に応じて修理対応

エラーコード312の原因

リンナイ製給湯器でエラーコード312が表示された場合はふろサーミスタと呼ばれる温度センサーの役割を持つ部品の異常を検知しています。異常といっても部品の故障だけでなく配線が断線、短絡していることが原因での不具合の可能性もあるので専門業者による点検が必要なエラーです。

エラーコード312の対処方法

312エラー解消のためにはまずはなにが原因でエラーコードが表示されているかを調査する必要があります。電気回路でのエラーの場合は原因となる箇所の復旧を行うことで修理は完了ですが、それが原因で部品の故障が起きている可能性もあり、部品交換が必要なケースもあります。

サーミスタの断線、地絡、抵抗値の異常などが考えられますが、いずれにしても給湯器内部の異常ですので、目視によるチェック・故障個所の特定が難しいエラーです。再起動をしても解消されない場合は早めにメーカー修理もしくは専門業者へ依頼してください。

ノーリツ製給湯器エラーコード【312】の原因と対処方法

本項ではノーリツ製の給湯器での312エラーについて解説します。

エラーコード312の原因

ガス暖房付ふろ給湯機器もしくは石油暖房付ふろ給湯機器の場合はふろ側のセンサー系統部品の不具合が考えられます。

GQ-**26/27/28AWX-Dシリーズ、GQ-C1634AWX-DX、上記以外の高温差し湯タイプの給湯器で設置中または設置後初めて使用する場合は取替SETという部品が必要です。
※「**」には号数の16/20/24のいずれかの数字が入ります。

上記以外の給湯器の場合は浴槽の循環金具についている温度を測る部品の不具合が考えられます。

エラーコード312の対処方法

取替SETが必要な場合は取り付けが必要なので給湯器購入時の販売店もしくは工事店まで問い合わせてください。

部品不具合の場合はメーカー保証期間内であればメーカー修理へ保証期間外であれば給湯器専門業者へ依頼するのがおすすめです。故障の原因によって費用は異なりますが312エラーの場合は経年劣化や断線が原因の場合が多いため費用を安く抑えたい方は保証の状態を確認してから問い合わせするのが良いでしょう。

パロマ製給湯器エラーコード【312】の原因と対処方法

本項ではパロマ製の給湯器での312エラーについて解説します。

パロマ製給湯器の場合

エラーコード312の原因:風呂戻り(入水)サーミスタ断線
断線や接続不良が原因で正常に動作していない状態

対処方法
業者による内部の点検後、必要に応じて修理対応

エラーコード312の原因

パロマ製給湯器での312エラーは風呂戻りサーミスタと呼ばれる温度センサーの不具合です。設置初期の不具合の場合は接続不良が疑われますが、長く使っている給湯器の場合断線や短絡といった原因の可能性が高いです。

エラーコード312の対処方法

初期不良によるエラーの場合は販売店もしくは工事店へ連絡し、点検と修理を依頼してください。

断線や短絡が原因の場合は接続を見直すことで改善する場合もありますが、それが原因で部品が故障している場合は部品交換が必要になります。原因の特定が非常に難しいエラーのため必ず専門業者へ依頼して修理を行うようにしてください。

パーパス製給湯器エラーコード【312】の原因と対処方法

本項ではパーパス製の給湯器での312エラーについて解説します。

パーパス製給湯器の場合

エラーコード312の原因:ふろ入サーミスタ断線/短絡
断線や短絡が原因で正常に動作していない状態

対処方法
修理を依頼

エラーコード312の原因

パーパス製給湯器の場合はふろ入サーミスタの断線もしくは短絡が原因で正常に作動していないことが原因となります。いずれの場合も電気回路に不具合が生じているため触らないようにしてください。

エラーコード312の対処方法

ふろ入サーミスタに故障がない場合であれば電気回路を修復することでエラーコードが解消されます。万が一断線や短絡が原因でサーミスタに故障が見られる場合は部品交換での対応になるのでメーカー修理もしくは給湯器専門業者へ連絡をしてください。

パーパスを含め給湯器メーカーでは商品保証があるためメーカー保証の期間内であればメーカー修理を依頼しましょう。メーカー保証の期間外であれば給湯器専門業者のほうが費用を抑えられることが多いため点検・修理を依頼するのがおすすめです。

修理か交換かは使用年数を見て決めましょう

この記事ではエラーコード312が表示されたときの原因と対処方法について解説しました。突然表示されるエラーコードは原因不明の状態では焦ってしまうこともあるので落ち着いて対処する事が重要です。

今回のようなエラーの場合、誤検知でなければ専門業者による修理が必要になるので早めに相談をしてください。長く使用している給湯器の場合、部品交換よりも本体交換にすることで今後発生が考えられる不具合についての予防もできるため、依頼して専門業者のアドバイスを参考に最適な方法で対応するようにしましょう。

私が実際に依頼した業者はこちら!

イースマイル

イースマイル 画像引用:イースマイル
基本情報
住所:【東京本社】東京都大田区上池台3丁目44-9 イースマイル東京ビル
【大阪本社】大阪府大阪市中央区瓦屋町3丁目7-3 イースマイルビル
その他全国38拠点
電話番号:0120-222-794
公式HP:https://www.esmile-24.com/waterheater/
営業時間:365日24時間受付対応
保証:施工保証12年・商品保証最大10年
支払い方法:現金・クレジットカード・銀行振込・各種モバイル決済
取扱メーカー:リンナイ、ノーリツ、パロマ
施工スタッフの資格明示:〇

株式会社イースマイルの特徴

テレビCMでもよく見かけ、安心感のある給湯器交換業者です。24時間365日受付対応で、最短20分で駆けつけてくれる対応力は非常に魅力的です。実際にこちらの業者に施工を依頼しましたが、受付スタッフの対応から、作業スタッフの対応まで、非常に親切丁寧で信頼できます。給湯器交換は決して安価ではないので、クレジットカード払いにも対応してくれていてとても助かりました。拠点も全国に38箇所あるようなので、どのエリアから依頼しても比較的迅速に対応してくれると思います。

追記(2022.2.2)
HP上には「全てのサービススタッフがワクチン接種済み」と記載されており、空間除菌装置を持参して交換・修理作業を行うとありますので、新型コロナ対策をきちんとしており、その点では安心して依頼できるかと思います。

⇒ 給湯器交換の実体験をまとめた記事はこちら

この記事でよく読まれている目次 この記事でよく読まれている目次