給湯器には
- 従来型(ガス給湯器)
- エコジョーズ(高効率ガス給湯器)
- エコキュ-ト(電気式給湯器)
- エコワン(電気+ガスのハイブリッド給湯器)
- エネファーム(ガス+蓄電)
といった区分がありますが、それらに加えて給湯器の設置場所や号数などによっても導入費用が違う為、なかなか正確な費用対効果が分からないケースが多いものです。
そこで、このページでは給湯器の費用対効果をどう見るべきか、『費用=イニシャルコスト』『効果=ランニングコストの削減+その他のメリット』という点に着目し、それぞれのタイプ別に解説していきます。
目次
従来型給湯器とは?費用対効果が高いのはどんな人?
従来型給湯器とは、古くから使用されているガス給湯器で、お風呂やキッチンのお湯などの家庭内で使うお湯全般を沸かす給湯器です。床暖房に対応している給湯器もあります。従来型給湯器の費用面の特徴
- 導入費用が給湯器の中で最も安い(6~25万円)
- 給湯器の中でガス代(ランニングコスト)が最も高い
従来型給湯器を選んだ方が費用対効果が高い人
- 1~2人暮らしで毎月のガス代が5~6千円程度かそれ以下の方
- 今後引っ越しの予定があり、給湯器の寿命とされる10年以上使うか分からない方
従来型給湯器 コスト以外のメリット・デメリット
〇ラインナップが豊富で、一軒家・マンション・アパートなど設置場所や家の形態を問わずほぼすべての家庭で使用できる
〇給湯器本体・リモコン他、いずれの部品もストックが多く対応が可能で、修理費用も安い
〇エコワンやエコキュートのような低周波振動による健康被害の恐れがない
〇CO²排出量が他の給湯器に比べて多い
〇貯湯機能が無く、電気・ガスの両方が無いと湯沸かしが出来ない為、災害時に弱い
エコジョーズとは?費用対効果が高いのはどんな人?
エコジョーズとは従来型と同じくガスでお湯を沸かすシステムですが、従来型給湯器よりもエネルギー効率を高めることで、ガス代を15-20%程度削減できる給湯器です。その為、ランニングコストの削減が可能となっています。
エコジョーズの費用面の特徴
- 導入費用が給湯器の中で従来型の次に安い(10~27万円)
- ガス代が節約できる
- 現在主流の給湯器の為、在庫数が多く従来型とのイニシャルコストの差も小さい
- ドレン排水というエコジョーズ特有の汚水処理の為、周辺の配管工事が必要なケースがあり追加工事費用が発生する可能性がある
エコジョーズを選んだ方が費用対効果が高い人
- 3人暮らし以上で毎月のガス代平均が8千円以上かかっている方
- 今後引っ越しの予定はなく、エコジョーズの寿命である10年以上使うことがほぼ確実な方
エコジョーズは上記のようなタイプの方にオススメです。
ただ、従来型給湯器と比較した際、イニシャルコストをランニングコストで吸収できるかどうかは、設置場所や給湯方式(追い炊き機能や床暖房の有無)によって細かく損益分岐を見極める必要があります。
詳細は下記ページにて詳しく解説していますのでこちらもご覧ください。
参考記事:エコジョーズとは?導入費用・ランニングコスト比較まとめ
エコジョーズ コスト以外のメリット・デメリット
〇ラインナップが豊富で、一軒家・マンション・アパートなど設置場所や家の形態を問わずほぼすべての家庭で使用できる
〇給湯器本体・リモコン他、いずれの部品もストックが多く対応が可能で、修理費用も安い
〇エコワンやエコキュートのような低周波振動による健康被害の恐れがない
〇貯湯機能が無く、電気・ガスの両方が無いと湯沸かしが出来ない為、災害時に弱い
〇エコキュートやエコワンなどと比べるとCO²排出量が多い
エコキュートとは?費用対効果が高いのはどんな人?
エコキュートは従来型給湯器やエコジョーズのようなガス給湯器とは根本的に構造が違い、電気でお湯を沸かすシステムとなっておりガスを一切使わないのが特徴です。エコキュートの費用面の特徴
- 導入費用が高額(37万円~)
- オール電化の家庭ではガス契約が不要となる
- エコジョーズで使うガス代とエコキュートの電気代を比較した場合、ランニングコストが下がる
- 精密部品が使用されており故障した際の修理費用が高額
- 大型で重量がある為、場合によっては設置場所の基礎工事が必要
エコキュートを選んだ方が費用対効果が高い人
- オール電化の家庭の方
- これまで一軒家でガス給湯器を使用していて、毎月のガス代の平均が15,000円を超える方
エコキュートは上記のようなタイプの方にオススメです。
ただ、従来型給湯器やエコジョーズと比較した際、イニシャルコストをランニングコストで吸収できるかどうかは、毎月かかる光熱費を正確に把握した上で損益分岐を見極める必要があります。
詳細は下記ページにて詳しく解説していますのでこちらもご覧ください。
参考記事:エコキュートとは?導入費用・ランニングコスト比較まとめ
エコキュート コスト以外のメリット・デメリット
〇ライフラインで最も早く復旧するのは電気であるため、電気さえあればお湯が賄えるエコキュートは災害時の対応に強い
〇貯湯タンクがついている為、停電・災害時に残っているお湯はそのまま使える(放熱ロスはアリ)
〇本体と貯湯タンクが大型で重量がある為、一軒家で設置スペースがある家庭でないと設置できない
〇導入実績・データが少なく初期は不具合が頻発した経緯がある
〇深夜に駆動するシステムで振動がある為、発生する低周波による健康被害が出る可能性がある
エコワンとは?費用対効果が高いのはどんな人?
エコワンはエコキュートに搭載されているヒートポンプとエコジョーズの機能の両方を併せ持つハイブリッドタイプの給湯器です。エコワン自身が家庭内の使用状況に合わせて最も効率的な運転方式を自動で判断するシステムを採用しており、現行の給湯器の中で最も光熱費を削減できる給湯器となっています。エコワンの費用面の特徴
- 導入費用が高額(60~72万円)
- ランニングコストは最も低い
- 精密部品が使用されており故障した際の修理費用が高額
- 大型で重量がある為、場合によっては設置場所の基礎工事が必要
エコワンを選んだ方が費用対効果が高い人
- 大家族+一軒家で床暖房があるなどでガス代が高いご家庭で、毎月のガス代の平均が20,000円以上の方
エコワンは上記のようなタイプの方にオススメです
ただ、従来型給湯器やエコジョーズ、エコキュートと比較した際、イニシャルコストをランニングコストで吸収できるかどうかは、毎月かなりのガス代がかかっているご家庭に限られるのが現状です。
より詳細な情報は下記ページにて詳しく解説していますのでこちらご覧ください。
参考記事:エコワンとは?導入費用・ランニングコスト比較まとめ
エコワン コスト以外のメリット・デメリット
〇ライフラインで最も早く復旧するのは電気であるため、電気さえあればお湯が賄えるエコキュートは災害時の対応に強い
〇貯湯タンクがついている為、停電・災害時に残っているお湯はそのまま使える(放熱ロスはアリ)
〇本体と貯湯タンクが大型で重量がある為、一軒家で設置スペースがある家庭でないと設置できない
〇導入実績が少なく耐用年数や故障発生頻度に関するデータがまだほとんどない
〇深夜に駆動した際の振動で発生する低周波による健康被害が出る可能性がある
費用対効果を高める為にも給湯器交換では相見積もりを!
前述のように給湯器のタイプによって費用対効果は異なります。最もお得な給湯器を選ぶためには何よりも現在の家庭環境(毎月かかっているガス代・電気代)を正確に見極める必要があり、それによって、適切なタイプは変わります。
一方、最初のイニシャルコストを下げるには、実際に給湯器交換をお願いする業者の選定も大切な要素になってきます。
給湯器の交換をするならオンライン上で見積もり比較を依頼するのがベスト!
給湯器交換の業者は数多くありますが、その中でも最も利便性が高く価格も安いのはネット上に広告を出している給湯器交換の専門業者です。
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イースマイル
画像引用:イースマイル
【大阪本社】大阪府大阪市中央区瓦屋町3丁目7-3 イースマイルビル
その他全国38拠点
電話番号:0120-222-794
公式HP:https://www.esmile-24.com/waterheater/
営業時間:365日24時間受付対応
保証:施工保証12年・商品保証最大10年
支払い方法:現金・クレジットカード・銀行振込・各種モバイル決済
取扱メーカー:リンナイ、ノーリツ、パロマ
施工スタッフの資格明示:〇
株式会社イースマイルの特徴
テレビCMでもよく見かけ、安心感のある給湯器交換業者です。24時間365日受付対応で、最短20分で駆けつけてくれる対応力は非常に魅力的です。実際にこちらの業者に施工を依頼しましたが、受付スタッフの対応から、作業スタッフの対応まで、非常に親切丁寧で信頼できます。給湯器交換は決して安価ではないので、クレジットカード払いにも対応してくれていてとても助かりました。拠点も全国に38箇所あるようなので、どのエリアから依頼しても比較的迅速に対応してくれると思います。
追記(2022.2.2)
HP上には「全てのサービススタッフがワクチン接種済み」と記載されており、空間除菌装置を持参して交換・修理作業を行うとありますので、新型コロナ対策をきちんとしており、その点では安心して依頼できるかと思います。