給湯器の修理や交換は自分で行なってはいけない
給湯器の交換を自分でもできるのかと考える人がたまにいますが、そもそも給湯器の修理や交換は国が定める資格保有者しか施工してはなりません。いくら知識をつけていたり、腕に自信があるという方でも自分で作業をしようとは思わないようにしてください。
本体そのものを壁などに設置するところまでは無資格でも可能ですが、ガス・水道の配管との接続や、電気設備の変更には国家資格が必要で、無資格施工は犯罪です。
仮に電気関係の工事を無資格で行った場合には、電気工事士法違反として、30万円以下の罰金か1年以下の懲役が科せられます。
ちなみに給湯器の施工に必要な資格には以下のようなものがあります。
- 液化石油ガス設備士(国家資格)
- ガス機器設置スペシャリスト/GSS(民間資格)
- ガス可とう管接続工事監督者(公的資格)
- ガス消費機器設置工事監督者(公的資格)
- 日本ガス協会 簡易内管施工士(民間資格)
- TES工事士(民間資格)
- 給水装置工事主任技術者(国家資格)
給湯器の業者に施工を依頼する際に、こういった資格があればあるほど信用度が高いと判断してよいでしょう。
中には施工をする上で必須とも言える資格がありますが、必ずしも必要でない資格もあるため注意しましょう。
しかし、給湯器や水まわり、ガスを触る上での知識が多いことを証明するものなので多いに越したことはありません。
給湯器、戸建てとマンションでは何が違う?
戸建てとマンションでは主に給湯器の設置場所に違いがあり、その理由としては家主が所有する面積にあります。 戸建ての場合は隣家と距離があり、建物と塀の間にスペースが空いているイメージをしてもらえると分かりやすいかと思いますが、その空いたスペースに給湯器を設置することが可能です。 一方でマンションの場合、パイプシャフトなどの共有スペースに給湯器が設置されている事もあるため、戸建てと比較すると給湯器を設置できるスペースに限りがある場合が多いです。
また、マンションタイプでよく取り入れられているPS式給湯器には複数のタイプがあり、例えば、扉内に設置されているタイプやその中でも排気するパイプがどちらに伸びているかによってまた違いがあります。
そのため、マンションにお住まいの方で給湯器交換を考えている方は、今使用している給湯器のタイプをしっかりと把握する必要があります。
基本的には給湯器を扱っている業者に一度見てもらい、サイズや設置方法を踏まえた上で見積もりを取ることをおすすめします。
給湯器業者には悪質な業者が存在する
給湯器業者は数多く存在しますが、焦っていたり何も考えずに業者を選ぶと悪質な業者による詐欺・ぼったくり被害に遭ってしまうケースがあります。
本項では実際に発生した事例を紹介していきます。
ガス会社の代理店と嘘を付き点検をする
令和3年6月に兵庫県西宮市で、大阪ガスの代理店を装い、点検を行なう際に「給湯器の寿命なのですぐに交換したほうが良い」と持ちかけ、別の家でも同様の手口で手に入れた給湯器を使いまわし、お金を請求するという手口の事例がありました。
こういった、突然訪問をしてくるケースは悪徳業者の事例の中でも非常に多いです。
そのため、連絡無しで突然訪問してきた業者については基本的には対応をしないようにしましょう。
誇大広告を打つ
過去にSNS上で、「工事費合わせて5万円以下で給湯器を取り付けられます!」という投稿がありました。
給湯器の交換費用の相場から考えると、工事費込で給湯器を5万円以下で取り付けられるのは室内用の小型湯沸かし器くらいのものです。
給湯器自体は価格を左右する要素として設置場所や給湯器のタイプ、号数などがあげられますが、この投稿はあたかもすべての給湯器が5万円以下で設置できると錯覚させるような誇大広告でした。
このように、金額の安さを売りにして問い合わせを多く集め、施工を行って最終的に高額請求をしてくる悪質な業者も存在しますので、注意が必要です。
給湯器の号数には何の意味がある?
給湯器の購入を考えて商品を見ていると、商品によって異なる「号数」が設定されていることに気が付くと思います。
給湯器の「号数」は給湯器の能力を表しており、水温+25℃のお湯が1分間に出る量を数値として示したものとなっています。例えば、1分間に20Lのお湯が出せる給湯器は20号ということになります。
給湯器を購入する際は「号数」がご自身の生活に合ったものを選ばないと、お湯を満足に使えない不便な生活を送ることになったり、より能力がいい給湯器に買い替えたくなったりするので注意が必要です。
現在の暮らしに合わせて号数を選ぶのではなく、数年後のライフスタイルの変化をイメージしながら号数を選ぶと最適な給湯器を購入することができるでしょう。

