【給湯器の修理】費用・相場やトラブル解決手順とは?

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給湯器の異臭

突然お湯が出なくなった、温度が安定しなくなった、異音がする等々、給湯器にまつわるトラブルは色々とありますが、その際にはいろんなことが気になりますよね。
  • 本当に給湯器の修理が必要なの?
  • 給湯器の修理にかかる費用はいくらなの?
  • 修理と交換、どっちがお得なの?
  • どんな業者に給湯器の修理を依頼すれば良いの?
この記事では給湯器の修理について、費用の相場や修理と交換の違い、修理を依頼する業者についてなど、上記の疑問を解決する内容をご紹介します。

まずは本当に給湯器が原因なのかセルフチェック

お湯にまつわるトラブルと言っても、トラブルの原因は給湯器ではなく水道管や水栓金具などが原因の可能性もあります。最初にチェックしたいのは以下の5項目。
  • お湯は出ないけど水は出る?
  • 台所のガスコンロは使える??
  • ガス・風呂用のリモコンは正常?
  • 給湯器本体をチェック
  • お湯が出ない・湯量が少ない・ぬるいのは何か所??

それぞれのチェックポイント詳細はこちらのページにて解説しておりますが、問題発生の原因によって問い合わせるべきメーカー・業者も異なりますので、まずはこれらをセルフチェックしましょう。 水道管が原因であれば水道局へ問い合わせ、断水などの情報についてもそちらになります。

また、蛇口・シャワーが原因の場合、施工した工務店やリフォーム会社への問い合わせとなります。 給湯器やリモコン等のトラブルである場合には、まず製造メーカーへ問い合わせとなりますが、よくあるQ&Aについてはページ下部にもまとめてありますので、そちらも合わせてご確認下さい。

給湯器の修理にかかる費用のタイプ

給湯器の修理には以下の2つの場合があります。
  • 無料で修理できるケース
  • 有料で修理するケース

無料で修理できるケース

給湯器には購入時に商品の保証がついてくるケースがほとんどで、保証期間内に給湯器の修理が必要になった場合、その修理費用がかからないというケースがあります。 保証にはいくつか種類があり、給湯器のメーカーが保証してくれる「メーカー保証」は多くの給湯器についているでしょう。

またその他には、給湯器の交換をネット系業者に依頼した等の場合はその業者独自の保証がついているケースもあります。 メーカー保証については1年~2年という期間が設定されていることが多いですが、業者独自の保証については給湯器の保証期間に決まりはなく、3年のところもあれば10年のところもあります。

そのため、こういった保証を利用することで給湯器の修理にかかる費用を抑える、または無料で修理をしてもらうことができるケースがあります。

有料で修理するケース

保証期間の対象外である場合、給湯器の修理にはお金がかかります。 実際にガス給湯器を修理する業者によって違いがありますが、具体的には以下のような費用がかかります。
  • 部品代:修理を行う際に使用する部品の代金
  • 技術料・工事費:修理作業を行う場合にかかる料金
  • 出張費:業者が自宅まで駆けつける際にかかる費用
  • 点検費用:給湯器の状態をチェックし点検した際にかかる費用
  • 廃材処分費:不要になった部品等を廃棄する際にかかる費用
かかる費用の相場についてはどのような原因で給湯器が破損したのかによって業者の対応が異なるため、故障原因によってかからない費用もあります。 かかる費用の詳細については見積もり時に各業者に確認すると良いでしょう。

ガス給湯器の修理にかかる費用の相場

給湯器の修理にかかる費用は原因となるトラブルと、どのような対応を行なったのかによって金額が変わり、具体的には以下のような相場になります。
  • 外部の配管、水漏れに関する交換・補修の場合 総額8,000~15,000円程度
  • 水栓金具関係の補修の場合 総額12,000~20,000円程度
  • リモコンのみ故障、交換の場合 総額15,000~20,000円程度
  • 給湯器燃焼系部品の修理 総額17,000~33,000円程度
  • 給湯器電装系部品の修理 総額6,000~46,000円程度
  • 給湯器安全装置の修理 総額7,500~58,000円程度
  • 給湯器水制御装置の修理 総額10,000~35,000円程度

上記はあくまで相場ですので、給湯器の損傷状況や依頼する業者が設定している値段によって違いあります。

また、給湯器が壊れた際に修理する箇所は1箇所とは限らず、場合によっては複数箇所の修理が必要になることもあります。

その場合、修理した数だけ費用も高くなってしまうことがあり、修理した場合の費用と給湯器を交換した場合の費用を比べると、交換したほうが良いというケースもあります。

修理か交換かを見極めるポイント



修理した方が良い場合 交換した方が良い場合
・給湯器を設置してから5年以内
・給湯器の保証期間内である場合
・設置から5年以上が経過しているが、当分引っ越す予定が無い場合
・修理費用よりも交換費用の方が安い場合
・給湯器が製造されてから10年以上経過している場合
給湯器の修理と交換は状況によって最適な選択があります。

給湯器を「修理」した方が良い場合

給湯器を修理した方が良い場合は以下のような場合になります。
  • 給湯器を設置してから5年以内
  • 給湯器の保証期間内である場合

給湯器の寿命は約10年ですので、設置してから5年以内に壊れた場合は寿命ではなく突発的なトラブルである可能性が高く、修理することでまだまだ使える可能性が高いです。

また、給湯器の保証期間内であれば修理にかかる費用も安く済む、もしくは無料で修理してもらえる可能性もありますので、こちらも給湯器を交換するよりは修理の方が良いでしょう。

給湯器を「交換」した方が良い場合

給湯器を交換した方が良い場合は以下のような場合になります。
  • 設置から5年以上経過しており、当分引っ越す予定がない場合
  • 修理費用よりも交換費用のほうが安い場合
  • 給湯器が製造されてから10年以上経過している場合

給湯器を設置してから5年以上経過し、当分引っ越す予定が無く、同じ家で使い続けるのであれば給湯器を新しいものに交換した方がお得であることがあります。

また、修理費用よりも交換費用の方が安い場合、新しい給湯器が安く手に入るのであればそちらにした方が良いです。

給湯器が製造されてから10年以上経過している場合、そもそも修理のための部品の製造が終わっている可能性もあり、また耐用年数の10年を超えているため、今回の故障箇所とは別の箇所が壊れてしまうケースもあるため、交換した方が良いでしょう。

上記からわかるように給湯器を「修理する」のか「交換する」のかは給湯器にまつわる期間や金額を指標として決めるのが良いでしょう。

ちなみに、給湯器交換の費用や相場はタイプによって6万円~30万円と非常に幅広い為、自身の給湯器がどのタイプか、交換費用の相場はいくらなのかも把握した上で総合的に判断されるのがベストです。あなたのご家庭にマッチしている交換費用はどのくらいなのか、下記記事も是非参考にしてみて下さい。 給湯器の選び方あなたにマッチするガス給湯器の選び方とタイプ別費用・相場

ガス給湯器の修理を依頼できる業者

給湯器の修理を依頼できる業者には以下のような種類があります。
  • 給湯器メーカー
  • ガス会社
  • ネット系給湯器専門業者
ホームセンターでも給湯器を取り扱っていますが、修理に関しては受け付けていないケースが非常に多いため、修理を依頼するのであれば上記の3つの業者から選びましょう。

給湯器メーカー

リンナイやノーリツ、パロマなどのメーカーでは給湯器の修理を受け付けており、給湯器を作っているメーカーですので信頼できる部分が大きなメリットです。

一方で、修理にかかる費用が高くつく傾向にあり、見積もりした結果、修理を依頼しないという場合でも出張費や点検技術料としてお金を取られてしまいます。

また、メーカー側で委託している業者が作業を行い、業者についてはこちらで選ぶことができないため、本当に信頼できる作業員なのかがわからないという点がデメリットとして挙げられます。

代表的な2つのガス給湯器メーカーの修理費用についてはこちらの記事で詳しくご紹介していますので参考にしてみてください。
「リンナイの給湯器の修理費用はいくら?交換と修理どちらが良い?」
「ノーリツの給湯器の修理費用はいくら?交換と修理どちらが良い?」

ガス会社

ガス給湯器のトラブルでお湯が出なくなった場合に真っ先に思いつくのがガス会社だと思いますが、こちらも安心感が大きな特徴です。

しかし、メーカーと同じく出張費や点検にお金がかかってしまうため、修理にかかる費用が高くなる傾向にあります。

また、修理できずに交換が必要となった場合に交換できる給湯器の取扱数が少ないため、他の業者と比較して選択肢が少ないところがデメリットです。

ネット系給湯器専門業者

クラシアンやイースマイル、キンライサーなどの給湯器専門業者は大小含めると非常に数が多く、どの業者を選べばいいのか迷ってしまう部分がデメリットです。

また、中には悪徳業者も存在し、ぼったくり被害に遭うケースもありますし、無資格の作業員が適当に施工を行うようなケースもあるため、業者選びが非常に重要になります。

しかし、修理にかかる費用は他の業者に比べると安価ですし、独自の保証やアフターサービスもあり、万が一交換になった場合の選択肢も非常に多いため、信頼できる業者を選ぶことができればかなり良い施工をしてもらえるでしょう。

ちなみにネット系給湯器専門業者による給湯器修理についてを詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
「給湯器の修理はどうする?依頼先や費用相場、交換との比較まとめ」

また、ガス給湯器の修理をしてくれる各業者についてはこちらの記事で詳しくご紹介していますので参考にしてください。
「給湯器の修理でオススメ業者はメーカー・ガス会社・専門業者のどれ?」

賃貸で給湯器の修理が必要になった場合

アパートやマンションなどの賃貸物件の場合、給湯器自体や大家さんもしくは管理会社の所有物であるため、修理にかかる費用は借り主が支払う必要がないケースがほとんどです。 しかし契約内容によっては給湯器が借り主の持ち物とされている場合もあるため、その場合は修理費用を自腹で支払わなくてはなりません。

また、ガス給湯器が大家さんや管理会社の所有物であったとしても、故意に壊してしまった場合や故障を知らせずに放置していた場合は修理にかかる費用は自己負担になります。

そのため契約内容を確認するとともに、給湯器の故障かな?と思ったら大家さんや管理会社に連絡しましょう。 なお、大家さんや管理会社によっては提携している修理業者もいるため、ご自身で直接業者やメーカーなどに連絡しない方が良いでしょう。

ちなみに賃貸の給湯器についてはこちらの記事でも詳しくご紹介していますので参考にしてください。

賃貸アパートで給湯器に異常を感じたら?交換・修理の対処法まとめ

私が実際に依頼した業者はこちら!

イースマイル

イースマイル 画像引用:イースマイル
基本情報
住所:【東京本社】東京都大田区上池台3丁目44-9 イースマイル東京ビル
【大阪本社】大阪府大阪市中央区瓦屋町3丁目7-3 イースマイルビル
その他全国38拠点
電話番号:0120-222-794
公式HP:https://www.esmile-24.com/waterheater/
営業時間:365日24時間受付対応
保証:施工保証12年・商品保証最大10年
支払い方法:現金・クレジットカード・銀行振込・各種モバイル決済
取扱メーカー:リンナイ、ノーリツ、パロマ
施工スタッフの資格明示:〇

株式会社イースマイルの特徴

テレビCMでもよく見かけ、安心感のある給湯器交換業者です。24時間365日受付対応で、最短20分で駆けつけてくれる対応力は非常に魅力的です。実際にこちらの業者に施工を依頼しましたが、受付スタッフの対応から、作業スタッフの対応まで、非常に親切丁寧で信頼できます。給湯器交換は決して安価ではないので、クレジットカード払いにも対応してくれていてとても助かりました。拠点も全国に38箇所あるようなので、どのエリアから依頼しても比較的迅速に対応してくれると思います。

追記(2022.2.2)
HP上には「全てのサービススタッフがワクチン接種済み」と記載されており、空間除菌装置を持参して交換・修理作業を行うとありますので、新型コロナ対策をきちんとしており、その点では安心して依頼できるかと思います。

⇒ 給湯器交換の実体験をまとめた記事はこちら

よくある給湯器トラブルQ&A

給湯器の電源が入らない

ブレーカーは落ちていないか、電源プラグが抜けていないか確認。どちらも問題なければメーカーへ問い合わせて下さい。

夏・冬にリモコンの設定温度以上(以下)のお湯が出る。

給湯器はお湯を出し始めてから点火され、給湯器内部のお湯温度を調整し始めます。極端に暑い夏場などは、元々の水温が高まっている可能性があり、温度調節が安定しない事はよくあります。給湯器の故障よりも外部環境が原因の可能性が高いので、リモコン温度を調節して適温調整しましょう。 また、サーモ式水栓を使用している場合、設定よりも低い温度のお湯が出る場合が多いので、給湯器の設定温度をリモコンで高めに設定する事で解決できる場合があります。 それでも解決しない(極端に温度が高い・低い)場合は故障の可能性が高いのでメーカーへ連絡しましょう。

浴室をリフォームした後、お湯はりをするとお湯が溢れてしまいます。どうすれば良いですか?

フルオートタイプの場合 以前の浴槽のサイズが記憶されており、適正な湯量とならない場合があります。 1.浴室リモコンで、記憶内容を消去する。 2.浴槽を空にする。 3.排水栓をしっかり閉める。 4.自動運転(自動湯はり運転)を開始する 5.自動湯はり運転が終了しましたら、再設定は完了 ※リモコンの操作方法は各メーカーの取扱説明書をご覧ください。 オートタイプの場合 リモコンにて手動で湯量の切り替えが可能ですので、湯量を設定し直して下さい。上記の方法でも症状が解決しない場合には、故障の可能性が高いのでメーカーへ問い合わせてください。

給湯器を使用すると、排気の出るところから白い煙が出るけど故障?

給湯器の排気口からの白い煙は、水蒸気(湯気)です。 中でもエコジョーズタイプは、排気温度が低いため、白い煙(湯気)が出やすい傾向にあります。 特に冬場等の気温の低い時期に使用しますと白い煙(湯気)が出やすいのですが、上方に上がりながら自然に消える煙であれば、問題ありません。 黒い煙が出ていたり、白い煙が消えない場合は、機器に不具合が発生している可能性がありますので、メーカーへ問い合わせ修理・交換を行って下さい。

冬場、朝お湯が出なくなった!!故障??

配管や給湯器が凍結している可能性が高い症状です。この場合、日中気温が上がるにつれ自然に症状が解消されるケースが多いので、まずは一旦そのまま様子を見て下さい。 尚、凍結箇所を溶かそうとしてお湯をかけるなどは絶対にやめましょう。機器や配管が破裂したり故障する原因となります。 自然解凍を待っても症状が改善されない場合は、故障の可能性がありますのでメーカーへ問い合わせて下さい。

リモコンにエラー番号が表示されていますがどうすればいいですか?

取扱説明書が手元にあれば説明書を確認しましょう。また、基本的にどのエラーもお湯・水を一旦止めてから、リモコンの再起動(運転スイッチを入れ直す)を行う事で直るケースがあります。解決しない場合にはメーカーへ問い合わせて下さい。

蛇口から水は出るけどお湯が出ない!給湯器トラブルの原因と対処法
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