東京ガスが給湯器交換の依頼先に向かない4つの理由。高い理由も解説

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給湯器交換・設置をお考えの際、『ガス機器の話だし、ガス会社に頼めば大丈夫』と東京ガスに問い合わせてみようとする方は多いかと思います。 ガス会社のサービス内容からも給湯器が故障した場合はガス会社に連絡するものかと思い、実際、管理人も当初問い合わせを行い見積もりをもらいましたが、ズバリ給湯器交換を東京ガスに頼むメリットはありません。

以下に理由を解説していきます。

給湯器交換はネット系業者の方が遥かにお得

給湯器交換 ネット系業者お得 給湯器交換において、東京ガスに依頼するよりもネット系業者に依頼をする方がお得であり、その理由としては以下のような点があげられます。
    • OEM製品ではない
    • 給湯器自体の値引きがある

OEMとは「Original Equipment Manufacturing(Manufacturer)」の略で製造メーカーが他社ブランドの製品を製造するという意味であり、東京ガスではメーカーが製造した給湯器に東京ガスの型番をつけて販売していました。(2017年4月にOEMを終了)

現在では東京ガスは定価で給湯器を販売していますが、ネット系給湯器業者ではメーカーから直接、給湯器を入荷しており、また一度に大量の給湯器を発注していることから、コスト削減が可能です。

その分、本体にかかる料金を定価よりもさらに値引きした価格で販売しているため、定価で販売している東京ガスと比べて安い価格で給湯器を販売することが可能です。

そもそも給湯器交換は東京ガスではなくライフバル

給湯器の交換・設置に関しては、依頼先がそもそも東京ガスではありません。東京ガスの系列会社であるライフバルという店舗が給湯器の取り付け・修理・メンテナンスなどを行っています。

その為、給湯器に関する連絡を東京ガスにしたところで無駄足です。ライフバルの最寄りの店舗に相談して下さい、と言われて終わりです。
東京ガスに連絡が必要なのは、都市ガスの住宅のガス供給に関する事柄です。

東京ガス(ライフバル)は給湯器交換にかかる費用がかなり高い

東京ガス(ライフバル)に給湯器の交換を依頼した場合、実際に見積りを何度か取った経験上、一般的な給湯器交換の相場から2~3割増しの費用が掛かります。
給湯器交換に関しては、費用面で最も安いのはネット系の給湯器交換専門業者です。東京ガス(ライフバル)が費用がかさむ理由としては
  • 実店舗を持っている為、無駄な人件費等コストがかかっている
  • 集客が東京ガスのネームバリュー頼み
  • ネット集客が当たり前な時代に旧態然な営業姿勢

などがあげられます。10数年に一度行うかどうかの給湯器交換は、一般の方に知識が無いケースも多く、これまでは言い値に近い価格で営業が成り立っていました。

しかし、ネットでの集客が当たり前になり、情報開示が進んだ結果、ネット上の専門業者間の価格競争が進んでおり、東京ガス(ライフバル)は確実にそれらよりも高い費用がかかってしまっています。

利便性の面でも東京ガス(ライフバル)は劣る

東京ガス(ライフバル)に給湯器交換を依頼した場合、必ず事前の現地確認が必要です。その為、実際に購入・交換をするまでに2回は在宅でスケジュールを合わせる必要があります。

一方、ネット系の給湯器交換専門業者は、オンライン上で写真を添付することで現状把握が出来るシステムを整えており、在宅は1度だけ。見積もり金額もすぐに出ます。

そのため、急ぎで給湯器を交換したいという場合は東京ガスへの依頼は適していないでしょう。

またそれ以外にも東京ガスが扱っている給湯器の種類には限りがあり、それほど多くはないため、メーカーや機能などにこだわりがある場合、希望している給湯器が取り扱われていない可能性もあります。

信頼性・保証の面でもネット系業者に軍配

東京ガス(ライフバル)は大企業ですから、その点の信頼性は高いように思われます。

しかし、2018年1月に問い合わせたところライフバルが行っている保証は『メーカー保証のみ・施工保証は無し』でした。 ネット系業者では8年保証・10年保証が無料でついてくるところも多いのですが・・・。

勿論、給湯器の施工トラブルなど滅多に起きませんので、逆に考えれば信頼の裏付けとも取れますがネット系業者とそん色ないのが現状です。

それでも東京ガス(ライフバル)にお願いするメリットは?

上記の通り、東京ガス(ライフバル)に給湯器の交換をお願いするメリットはそのネームバリューによる安心感です。 ネット系給湯器業者の中には悪徳業者も存在しているため、そういった点では東京ガスは安心して良いでしょう。

また、給湯器本体は別で入手している・手元にある、という状態でガス管との接続(要・国家資格)・設置のみをお願いしたい、というケースではむしろ最寄りの東京ガス(ライフバル)の方が良いでしょう。 ネット系給湯器交換業者は、営業コストの関係から売り上げが見込めないガス管との接続のみ(工賃:3,000円~)、といった施工は受けない業者も多いです。

営業所が全国にあり、給湯器に関する悩みやトラブル対応なども含めて、顔が見える相手としっかり信頼関係を築けるのは、自社スタッフで施工が出来る東京ガス(ライフバル)の強みとも言えるでしょう。 その点は目的によって使い分けるのが消費者にとって賢い選択です。

⇒ 関連記事:給湯器を安く買う方法・交換する方法まとめ

東京ガスが給湯器交換に向かない理由まとめ

このように、給湯器が壊れた、新規に設置したい、といったケースでは、給湯器を丸ごと交換・設置する工事の依頼先として東京ガス(ライフバル)はデメリットが多くあります。

一方、ちょっとしたトラブルや設置・ガス管結線のみといった形のチョイ用事では地元の営業所がある東京ガス(ライフバル)は心強い味方です。 ガス供給と言う生活インフラを支えている大手の良いところ・悪いところを把握した上で、正しく業者を選んで下さい。

給湯暖房機(TES)とは?

給湯暖房機(TES)とは 給湯暖房機とはお風呂や台所などの通常の給湯器で供給できるお湯に加え、温水を利用した床暖房や浴室暖房機能がついたものです。 給湯暖房機の仕組み

引用元:交換できるくん

東京ガスでは給湯暖房機をTES(Tokyogus Eco System)と呼んでいますが、メーカーやガス会社によっては違う名称もあります。 この給湯暖房機(TES)もOEM製品ですので東京ガスの型番が明記されていますが、製造メーカーが別にあり、そこで作られています。

東京ガスの給湯器交換でよくある質問

東京ガスの給湯器交換でよくある質問 東京ガスの給湯器交換において、よくある質問としては以下のようなものが挙げられます。
  • 給湯器交換の見積もりが、東京ガスでは高額だったが安く交換できるのか?
  • 東京ガスの給湯器を使用しているが、メーカーが変わると何か問題はあるのか?
  • 東京ガスの給湯器が故障したが、修理と交換はどちらが良いのか?

給湯器交換の見積もりが、東京ガスでは高額だったが安く交換できるのか?

東京ガスでは給湯器自体は割引されないため、基本的には定価で購入するしかありません。 しかし、ネット系給湯器専門業者に交換を依頼した場合、同じ商品でも本体代に割引が適用されていることがあります。
そのため、コスト面を考えるのであればネット系給湯器専門業者に依頼するほうが、よりお得に新しい給湯器へと交換することができます。

東京ガスの給湯器を使用しているが、メーカーが変わると何か問題はあるのか?

基本的にはメーカーが変わったところで大きな問題はありません。 東京ガスで取り扱っている給湯器の製造元はリンナイやノーリツ等のメーカーが製造しており、そこで作られる給湯器には互換性があるため、同じ号数や機能の別メーカーの給湯器に交換した場合であれば、問題なく使用することができます。

しかし、例えば給湯器からエコキュートにした場合にドレン排水用の配管を通す工事が必要になるなど、交換する機種によってはそのまま使えない場合がありますが、これはメーカーを変えたからではなく、機種の違いによる問題ですので、メーカーが変わることでお湯が出なくなるなどの問題が発生することはありません。

東京ガスの給湯器が故障したが、修理と交換はどちらが良いのか?

修理か交換かを判断する基準としては、今使用している給湯器をどのくらいの期間使っているのかで判断することができます。 そもそも給湯器の寿命・耐用年数は約10年と言われており、10年をすぎると故障やトラブルが増えてくる傾向にあり、仮に修理を行ったとしてもまた別の箇所が故障してしまう等、結果的には交換の方が安上がりである可能性があります。

そのため、現在の給湯器を10年近く使っている場合は交換の方が良いでしょう。 一方で、まだ使用を始めてから数年の給湯器の場合は保証期間内である場合もあり、保証を使えば無料もしくは安い値段で修理することができるため、修理の方がお得であると言えるでしょう。

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