給湯器のつけっぱなしと電源オン・オフはどっちがお得になる?
お湯を使用していない時でもリモコンには電気が使われているので、電気代に関しては都度電源をオン・オフした方がお得になります。しかし、つけっぱなしにする時でも都度電源をオン・オフする時でも、気を付けないと無駄な出費が発生する行動があります。
つけっぱなしにする場合は、意図しないお湯の使用に注意しないと無駄なガス代を負担することになります。水温を調整できる水栓で、中途半端な設定温度にしていると給湯器が稼働してガスを使用しまうためです。
都度電源をオン・オフにする場合は、切り替え忘れに注意しないと無駄な水道代を負担することになります。浴槽にお湯を張るときなど電源がオンになっていないと水が出続けるので、お湯を張りなおさなくてはいけなくなるためです。
どちらの方法も注意しないと無駄な出費が発生する危険性があるので、給湯器をお得に使うにはご自身が気を付けやすい方法で運用するとよいでしょう。
給湯器メーカーの違いによってどんな差がある?
リンナイやノーリツ、パロマなど給湯器を扱っているメーカーは多数ありますが、結論、メーカーによって給湯器の能力に差が出ることはあまりありません。
つまりどのメーカーも給湯器自体の基本的な性能や耐用年数、故障のしやすさや品質等に大きな差はないため、基本的にはどのメーカーを選んでも安心です。
そのため、メーカーを軸として選ぶ際には以下のような選び方をする人が多いです。
- 必要な機能を基準に、その機能が備わっているメーカーを選ぶ
- 好きなデザインの給湯器を販売しているメーカーを選ぶ
- メーカー全体の会社の規模感から信頼できそうなメーカーを選ぶ
- 他の住宅設備と同じメーカーを選ぶ
例えば、家族に高齢者や子供がいるから浴室内をモニターできる機能がほしい、帰ったらすぐにお風呂に入りたいからスマホで連携できるものが良い、などの生活をする中で生じる悩みや希望を叶えられるメーカーを選ぶ人が多いです。
ですので、メーカーを軸として選ぶ際は、どのような観点を重視するのかを意識し、それに見合ったメーカーの給湯器を選ぶと良いでしょう。
給湯器の修理や交換は自分で行なってはいけない
給湯器の交換を自分でもできるのかと考える人がたまにいますが、そもそも給湯器の修理や交換は国が定める資格保有者しか施工してはなりません。いくら知識をつけていたり、腕に自信があるという方でも自分で作業をしようとは思わないようにしてください。
本体そのものを壁などに設置するところまでは無資格でも可能ですが、ガス・水道の配管との接続や、電気設備の変更には国家資格が必要で、無資格施工は犯罪です。
仮に電気関係の工事を無資格で行った場合には、電気工事士法違反として、30万円以下の罰金か1年以下の懲役が科せられます。
ちなみに給湯器の施工に必要な資格には以下のようなものがあります。
- 液化石油ガス設備士(国家資格)
- ガス機器設置スペシャリスト/GSS(民間資格)
- ガス可とう管接続工事監督者(公的資格)
- ガス消費機器設置工事監督者(公的資格)
- 日本ガス協会 簡易内管施工士(民間資格)
- TES工事士(民間資格)
- 給水装置工事主任技術者(国家資格)
給湯器の業者に施工を依頼する際に、こういった資格があればあるほど信用度が高いと判断してよいでしょう。
中には施工をする上で必須とも言える資格がありますが、必ずしも必要でない資格もあるため注意しましょう。
しかし、給湯器や水まわり、ガスを触る上での知識が多いことを証明するものなので多いに越したことはありません。
給湯器の修理・交換にかかる費用の相場
給湯器に不具合が起きたとき、修理するか・交換するかによってかかる料金には違いがあります。また、どんな業者に依頼するかによって料金が変わってきます。
給湯器の修理にかかる費用の相場
下記が給湯器の修理における費用の相場です。- 外部の配管、水漏れに関する交換・補修の場合 総額8,000円~15,000円程度
- 水栓金具関係の補修の場合 総額12,000円~20,000円程度
- リモコンのみ故障、交換の場合 総額 15,000円~20,000円程度
- 給湯器燃焼系部品の修理 総額17,000円~33,000円程度
- 給湯器電装系部品の修理 総額6,000円~46,000円程度
- 給湯器安全装置の修理 総額7,500円~58,000円程度
- 給湯器水制御装置の修理 総額10,000円~35,000円程度
- 部品代:修理を行う際に使用する部品の代金
- 技術料・工事費:修理作業を行う場合にかかる料金
- 出張費:業者が自宅まで駆けつける際にかかる費用
- 点検費用:給湯器の状態をチェックし点検した際にかかる費用
- 廃材処分費:不要になった部品等を廃棄する際にかかる費用
給湯器の交換にかかる費用の相場
給湯器を交換した場合にかかる費用の相場は以下のようになっています。給湯専用 | 追い焚きアリ | 追い焚き+床暖房 | |
---|---|---|---|
従来型16号給湯器 | 60,000円~ | 90,000円~ | 180,000円~ |
従来型20号給湯器 | 70,000円~ | 110,000円~ | 190,000円~ |
従来型24号給湯器 | 70,000円~ | 120,000円~ | 200,000円~ |
エコジョーズ16号 | 100,000円~ | 130,000円~ | 200,000円~ |
エコジョーズ20号 | 120,000円~ | 150,000円~ | 210,000円~ |
エコジョーズ24号 | 130,000円~ | 150,000円~ | 220,000円~ |
エコキュート | ― | 300,000円~ | 300,000円~ |
エコワン | ― | 600,000円~ | 600,000円~ |
※工賃コミの総額目安です。 |