給湯器交換の判断基準とおすすめのタイミング
給湯器の交換の判断基準は寿命といわれている10年が目安とされています。
10年の寿命は使用状況や環境によって前後するので、以下のような不具合が発生していないかも判断基準として確認してみてください。
- 給湯器のリモコンにエラー表示が出るようになる
- 運転中の給湯器から、普段聞いたことがない異音がする
- お湯の温度が熱くなったり、ぬるくなったりすることがある
- 時々、お湯にならないことがある
- 給湯器から水漏れしている
- 給湯器の外装下部の錆がひどくなっている
- 給湯器の排気口の周辺が黒くなっている
これらの症状は給湯器の経年劣化のサインなので、どれか一つでも当てはまるようであれば一度点検してもらうことをおすすめします。
給湯器の給湯量が季節で異なる理由
同じ給湯器を使用していても季節によって給湯量が変わってしまいます。給湯量が変わってしまう原因は給湯器使用時の水温にあります。
水温によって給湯量が変わる理由は、1分間あたりの給湯量が次ように算出されるためです。
水道の水温は夏が約25℃、冬が約9℃なのでそれぞれの季節の給湯量は次のようになります。(給湯器の号数を20号、設定温度を40℃とする)
(冬)20×25÷(40-9)≒16.1 L/分
このように季節毎の水温の変化により給湯量が2倍以上変化することがあります。給湯量が変化すると給湯器の故障を考えてしまいますが、季節によるものであれば故障ではないのでご安心ください。
給湯器はリースできる?リース使用時の注意点
給湯器購入の初期費用は高いのでどうにかして抑えられないかと考えている方もいらっしゃると思います。どうしても初期費用を抑えたいという方はリースという方法もありますが、注意点があるのでそれを理解したうえで利用するようにしましょう。
給湯器をリースすると初期費用は抑えることができますが、リース期間が長いと購入と比べて総費用は高くなります。使用料は毎月数千円と安く感じますが、購入したときには払うことのなかった手数料や金利も支払うことになるので、総費用は割高になってしまいます。
また、基本的に中途解約はできない契約になっており、どうしても中途解約する場合は違約金の支払いが発生してしまいます。給湯器の設置に関して総費用を抑えたい方は初期費用を捻出して購入することをおすすめいたします。
リースにも初期費用以外に最新機種を使用し続けられるなどのメリットもあるので、注意点と比較しつつ検討してみてください。
悪質な業者に引っかからないための業者選びのポイント
給湯器の修理・交換を行う業者の中には僅かではありますが悪質な業者が存在し、実際に高額請求、いわゆるぼったくりの被害を受けている人もいます。ここではそんな悪質な業者に引っかからないための業者選びのポイントをご紹介します。
- 対応エリア
- 資格の有無
- 実績や口コミなどの評判
- 見積もり料やキャンセル料
- アフターサービスや保証
- スタッフの対応・態度
- 対応スピード
対応エリア
依頼しようと考えている業者の対応エリアはどこかを確認し、自分の家が対応エリア内に含まれていることを確認しましょう。
もしその業者の対応エリアに含まれていない場合、対応エリア外であることを理由に施工を断られる場合や、施工はしてくれるものの別途出張料がかかってしまうケースもあり、余計な出費となってしまいます。
資格の有無
給湯器の修理・交換には資格が必要となりますが、中には無資格で施工をしてしまう悪質な業者も存在します。
もし無資格な業者に依頼してしまうと、適切な料金での対応であっても、ずさんな施工のせいで再びお湯が出なくなる等のトラブルに繋がる可能性があるため、資格の有無はきちんと確認しましょう。
実績や口コミなどの評判
過去にどのような工事をしてきたのか、どのくらい施工を行なってきたのかも良い業者を選ぶための判断材料の一つです。
業者のホームページ等に掲載されている実績や口コミを確認しておきましょう。中には画像付きで紹介しているものや費用が書かれているものもあります。その業者の費用感を知るきっかけにもなるでしょう。
実績の多い業者はそれだけ知識や技術が豊富にありますし、良い口コミが多いのであればそれだけ喜んでくれた利用者がいるということです。
ただし口コミに関しては、業者自体が他の業者をわざと悪く言う、もしくは自分の会社をよく見せるなどの自作自演・ステマの投稿である可能性もあるため注意が必要です。
当サイトに掲載している口コミに関してはすべて自作自演を行なっておらず、ステマ目的の口コミではありませんのでご安心ください。
見積もり料やキャンセル料
業者によっては見積もり料やキャンセル料がかかる業者も存在しますが、一方で見積もり・キャンセル料がかからない業者もいるため、少しでも出費を抑えたいという方は、見積もり・キャンセルが無料の業者に相談しましょう。
悪質な業者を避けるためには相見積もりが非常に重要になりますが、見積もり・キャンセル料が発生してしまうと、相見積もりだけで余計な金額を支払う必要があります。
そのため、例えば電話で相談する際などに「見積もりやキャンセル料はかかりますか?」と確認するのが良いでしょう。
アフターサービスや保証
業者によって施工後のアフターサービスや保証は異なりますが、よりよい条件の業者を選ぶようにしましょう。
そもそも給湯器の寿命は約10年ですが、それに対してメーカーが付けてくれる保証は1~2年と非常に短い期間です。
しかし、業者の中には10年の保証をつけてくれたり、無料で定期点検を行なってくれるなどアフターサービスの充実した業者もいるため、内容については確認しておきましょう。
スタッフの対応・態度
給湯器の修理・交換は信頼できる業者に依頼すべきですが、そういった業者はスタッフの対応も素晴らしく、例えば親身になって話を聞いてくれたり、わかりやすく丁寧に説明をしてくれます。
また電話で相談する際にも、作業の流れやかかる費用の目安や、わからないことを質問した際にもスムーズに答えてくれるはずです。
ですので、こういったスタッフの対応を見極めるためにも、トラブルが起きたらまずは電話で業者に相談し、実際に訪問してきたスタッフの対応・態度を見極めてから正式に依頼するようにしましょう。
対応スピード
問い合わせてからどのくらいのスピードで訪問・対応してくれるのかは重要なポイントになります。
問い合わせを行なってから即日で対応してくれる業者もいれば、24時間365日体制で受け付けていても、タイミングによってはすぐに作業スタッフを手配できない場合も可能性もあり、駆けつけ時間が長ければ長いほど、トラブルでお湯が出ないなどの時間も長くなり不便ですよね。
できるだけ早く駆けつけてくれるに越したことはありませんが、問い合わせ時の状況によっても違うため、迅速に対応してくれる業者を探してみましょう。