悪質な業者に引っかからないための業者選びのポイント
給湯器の修理・交換を行う業者の中には僅かではありますが悪質な業者が存在し、実際に高額請求、いわゆるぼったくりの被害を受けている人もいます。ここではそんな悪質な業者に引っかからないための業者選びのポイントをご紹介します。
- 対応エリア
- 資格の有無
- 実績や口コミなどの評判
- 見積もり料やキャンセル料
- アフターサービスや保証
- スタッフの対応・態度
- 対応スピード
対応エリア
依頼しようと考えている業者の対応エリアはどこかを確認し、自分の家が対応エリア内に含まれていることを確認しましょう。
もしその業者の対応エリアに含まれていない場合、対応エリア外であることを理由に施工を断られる場合や、施工はしてくれるものの別途出張料がかかってしまうケースもあり、余計な出費となってしまいます。
資格の有無
給湯器の修理・交換には資格が必要となりますが、中には無資格で施工をしてしまう悪質な業者も存在します。
もし無資格な業者に依頼してしまうと、適切な料金での対応であっても、ずさんな施工のせいで再びお湯が出なくなる等のトラブルに繋がる可能性があるため、資格の有無はきちんと確認しましょう。
実績や口コミなどの評判
過去にどのような工事をしてきたのか、どのくらい施工を行なってきたのかも良い業者を選ぶための判断材料の一つです。
業者のホームページ等に掲載されている実績や口コミを確認しておきましょう。中には画像付きで紹介しているものや費用が書かれているものもあります。その業者の費用感を知るきっかけにもなるでしょう。
実績の多い業者はそれだけ知識や技術が豊富にありますし、良い口コミが多いのであればそれだけ喜んでくれた利用者がいるということです。
ただし口コミに関しては、業者自体が他の業者をわざと悪く言う、もしくは自分の会社をよく見せるなどの自作自演・ステマの投稿である可能性もあるため注意が必要です。
当サイトに掲載している口コミに関してはすべて自作自演を行なっておらず、ステマ目的の口コミではありませんのでご安心ください。
見積もり料やキャンセル料
業者によっては見積もり料やキャンセル料がかかる業者も存在しますが、一方で見積もり・キャンセル料がかからない業者もいるため、少しでも出費を抑えたいという方は、見積もり・キャンセルが無料の業者に相談しましょう。
悪質な業者を避けるためには相見積もりが非常に重要になりますが、見積もり・キャンセル料が発生してしまうと、相見積もりだけで余計な金額を支払う必要があります。
そのため、例えば電話で相談する際などに「見積もりやキャンセル料はかかりますか?」と確認するのが良いでしょう。
アフターサービスや保証
業者によって施工後のアフターサービスや保証は異なりますが、よりよい条件の業者を選ぶようにしましょう。
そもそも給湯器の寿命は約10年ですが、それに対してメーカーが付けてくれる保証は1~2年と非常に短い期間です。
しかし、業者の中には10年の保証をつけてくれたり、無料で定期点検を行なってくれるなどアフターサービスの充実した業者もいるため、内容については確認しておきましょう。
スタッフの対応・態度
給湯器の修理・交換は信頼できる業者に依頼すべきですが、そういった業者はスタッフの対応も素晴らしく、例えば親身になって話を聞いてくれたり、わかりやすく丁寧に説明をしてくれます。
また電話で相談する際にも、作業の流れやかかる費用の目安や、わからないことを質問した際にもスムーズに答えてくれるはずです。
ですので、こういったスタッフの対応を見極めるためにも、トラブルが起きたらまずは電話で業者に相談し、実際に訪問してきたスタッフの対応・態度を見極めてから正式に依頼するようにしましょう。
対応スピード
問い合わせてからどのくらいのスピードで訪問・対応してくれるのかは重要なポイントになります。
問い合わせを行なってから即日で対応してくれる業者もいれば、24時間365日体制で受け付けていても、タイミングによってはすぐに作業スタッフを手配できない場合も可能性もあり、駆けつけ時間が長ければ長いほど、トラブルでお湯が出ないなどの時間も長くなり不便ですよね。
できるだけ早く駆けつけてくれるに越したことはありませんが、問い合わせ時の状況によっても違うため、迅速に対応してくれる業者を探してみましょう。
給湯器業者には悪質な業者が存在する
給湯器業者は数多く存在しますが、焦っていたり何も考えずに業者を選ぶと悪質な業者による詐欺・ぼったくり被害に遭ってしまうケースがあります。
本項では実際に発生した事例を紹介していきます。
ガス会社の代理店と嘘を付き点検をする
令和3年6月に兵庫県西宮市で、大阪ガスの代理店を装い、点検を行なう際に「給湯器の寿命なのですぐに交換したほうが良い」と持ちかけ、別の家でも同様の手口で手に入れた給湯器を使いまわし、お金を請求するという手口の事例がありました。
こういった、突然訪問をしてくるケースは悪徳業者の事例の中でも非常に多いです。
そのため、連絡無しで突然訪問してきた業者については基本的には対応をしないようにしましょう。
誇大広告を打つ
過去にSNS上で、「工事費合わせて5万円以下で給湯器を取り付けられます!」という投稿がありました。
給湯器の交換費用の相場から考えると、工事費込で給湯器を5万円以下で取り付けられるのは室内用の小型湯沸かし器くらいのものです。
給湯器自体は価格を左右する要素として設置場所や給湯器のタイプ、号数などがあげられますが、この投稿はあたかもすべての給湯器が5万円以下で設置できると錯覚させるような誇大広告でした。
このように、金額の安さを売りにして問い合わせを多く集め、施工を行って最終的に高額請求をしてくる悪質な業者も存在しますので、注意が必要です。
給湯器、戸建てとマンションでは何が違う?
戸建てとマンションでは主に給湯器の設置場所に違いがあり、その理由としては家主が所有する面積にあります。 戸建ての場合は隣家と距離があり、建物と塀の間にスペースが空いているイメージをしてもらえると分かりやすいかと思いますが、その空いたスペースに給湯器を設置することが可能です。 一方でマンションの場合、パイプシャフトなどの共有スペースに給湯器が設置されている事もあるため、戸建てと比較すると給湯器を設置できるスペースに限りがある場合が多いです。
給湯器交換を依頼する前にチェック
給湯器交換は、本体の種類によって適合が分かれており、それぞれ費用の相場が分かれています。ただ、どこが一番安いかという点は断定できません。なぜなら給湯器交換にかかる工事費用は、業者の仕入れ状況などにより常に変動しているからです。
実際に管理人も2回の給湯器交換の経験上、同じ機種でも1回目はA社が安い、二回目はB社が最安値、といった経験をしています。
また、ガス給湯器のトラブルはガス会社に連絡する、と考える人も非常に多く、実際、東京ガスを始めとしたガス会社に相談する人も少なくありませんが、そもそもガス会社はガスを専門として扱っているだけで給湯器を専門としているわけではありませんので、かかる費用が高くなる傾向にあります。
その為、金額を重視しており、できるだけ安く工事を行いたい場合には東京ガス等のガス会社ではなく、この記事で紹介しているような給湯器専門業者に相談するほうが良いでしょう。
ただし、ネット系の給湯器専門業者の中には悪質な業者もいるため、ご紹介している業者の複数社から相見積もりを取ることを強くオススメします。
見積もり依頼の前に希望する給湯器の種類を把握しておこう
<給湯器を交換する際に、専門業者に機種の選定を丸投げしてしまうと、ありあまる機能を搭載したオーバースペックな給湯器を勧められる可能性もある為、予めどういった機種が自分にマッチしているのか、概要だけでも把握しておいた方が良いでしょう。
リンナイやノーリツ、パロマやパーパスといったメーカーについてはどの会社を選んでも給湯器の基本性能には変わりないので問題はありませんが、給湯専用・オートタイプ・フルオートタイプなどの給湯器に付いている機能や、24号・20号・16号などの給湯器の出湯能力を示す号数などはどんなものを望んでいるかをあらかじめ意識しておきましょう。
給湯器の事はよく分からない、と言う方は、まずは下記ページでご自宅にマッチする給湯器のタイプを把握し、その上でオンライン見積もりを利用しましょう。
あなたにマッチする給湯器は?給湯器の選び方とタイプ別費用・相場
相見積もりを取った上で信頼できる業者を選ぼう
見積もりを複数社から取った場合、業者が勧めてくる給湯器は同じ物でも価格差が必ず出ます。
業者によって給湯器を入荷するのにかかるコストは違いますし、例えば工事費込みのプランで交換する場合とプランを利用しない場合では同じ給湯器でも工事費用に違いが出てきます。
手間を惜しみ最安値のところに依頼してしまう人も少なくありませんが、金額につられて安い業者を選ぶと、逆にぼったくり・高額請求の被害に遭ってしまったというケースもあります。
そのため、給湯器を安く修理・交換したい気持ちはわかりますが、金額だけではなくスタッフの対応や保証内容などを精査するためにもできれば相見積もりを取るのが良いでしょう。
⇒ 私が10社で相見積もりを取った上で依頼した業者さんはこちらです
まとめ
給湯器業界に限らずですが、インターネット上の口コミは業者の依頼で作られたランキングサイトやステマも含まれており玉石混合。あくまでも目安程度にしかなりません。
ここでは、HP上から見て取れる情報と実際に見積もりを依頼した会社についてはその体験談も含めて掲載していますが、基本は皆さんがご自身で判断するべきと考えており、その為に大事なのが相見積もりです。
東京都内の給湯器交換に対応している業者から、比較・検討し、費用面でもサービス面でも自分が納得できる業者へ施工を依頼して頂きたいと思っております。