給湯器トラブルの解決方法や豆知識をご紹介!
給湯器お役立ちコラム
2025.04.11
2018.11.26

給湯器の本体・交換が安い時期とは?

給湯器の本体・交換が安い時期とは?

こちらでは新規の設置・買い替えまでにまだ余裕がある方に向け、ズバリ『いつ買ったら給湯器はお得?』という情報を提供していきます。

給湯器の一般的な耐用年数は?

給湯器の一般的な耐用年数は?

給湯器の一般的な耐用年数は約10年と言われており、実は各メーカーが定めている設計上の標準使用期間が約10年となっています。

もちろん、使用頻度や使用環境によって前後することはありますが、基本的には10年が経過した給湯器については点検や交換を検討した方が良いです。

理由としては給湯器は販売から10年が経過すると、修理に必要な部品の製造も終了してしまうため、トラブルが発生した際に修理ができなかったり、仮に修理ができたとしても修理費用がかさむ、または別の箇所が故障しやすいなどの問題が多く発生するからです。

給湯器は長く使い続けることで経年劣化がすすみ、重大な事故に繋がる可能性もありますので、今現在使っている給湯器が10年以上使用しているものであれば、早めに交換する方が懸命でしょう。
給湯器の寿命・耐用年数についてはこちらの記事でもご紹介していますので参考にしてください。

給湯器の寿命はいつ?耐用年数や交換時期のタイミングを解説
ガス給湯器の寿命・耐用年数はどのくらい? 現在、日本の家庭で使用されている給湯器は、ほぼ国内メーカー製品となっております。その理由は、海外製の物と比べ日本製品の質が非常に高いからで、ガスや石油、電気を扱う給湯器の場合、事故を防ぐためにも品質...

給湯器の交換時期を示す兆候は?

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給湯器の交換時期を示す兆候については以下のようなものがあげられます。

  • お湯の温度調整が安定しない
  • 異音が生じる
  • 水漏れが起きている
  • 異臭がする
  • 頻繁にエラーコードが表示される
  • 黒い煙が出る

これらの症状が見られた場合は故障の可能性が高いため、点検が必要になります。
例えば、給湯器を7~8年程度使用し、このような症状が出た場合は交換の方がお得に対処できますが、使用してから1~2年程度であれば保証を使いつつ修理をした方がお得になります。

そのため、今一度ご自身の目で給湯器を点検し、上記で上げたような症状が出ているようであればすぐに業者に詳しい点検を依頼すると共に、修理か交換かをあらかじめ決めておくのが良いでしょう。

給湯器業界の繁忙期は冬 つまり夏場がお得!

給湯器が安く買える、安く交換できるのはズバリ夏場です。中でも6~9月頃までが狙い目となります。

夏場が狙い目な理由1.給湯器が故障しにくい季節

夏場は給湯器の故障が最も少ない時期です。その理由としては、給湯器は元々ガスや電気のエネルギーで熱を発し、お水をお湯へかえる物。気温が高いほど給湯器本体が必要とするエネルギーが少なくなるため、給湯器の各種機器に負担が少なくなります。

その為、夏場は給湯器の故障が少なく給湯器の販売や給湯器交換の需要が少なくなり、業者が閑散期に入る為、積極的な値引きや価格交渉が可能となるのです。

ファンヒーターや暖房器具が夏場売れずに昨年のモデルが安売りでセ-ルされるように、給湯器も本体・交換費用ともに夏場が最も安い時期になります。

夏場が狙い目な理由2.引っ越しも少ない季節

給湯器の入れ替え需要が高まる理由の一つに引っ越しがあります。新年度を迎える3月~4月は引っ越しのピーク。

故障とは関係なく、この時期新居に引っ越す方から給湯器の需要が高まります。

給湯器本体・交換の需要が最も高まるのは故障が多い冬場ですが、引っ越しシーズンである春先も避けた方が無難です。

夏場が狙い目な理由3.業者のスケジュール調整に融通が利く

前述の通り、故障の多い冬場や引っ越しシーズンの時期は、給湯器交換の業者が繁忙期を迎える為、スケジュールを調整するのが難しくなります

中には自社の許容を超えて受注が入る為、そうなると安売りする必要もなければお客都合のスケジュール調整もしなくなります。

夏場に給湯器交換をした方が良い理由の一つにはこのような事情もあります。

メーカーの新商品投入時期に偏りはない

ただし、メーカーが新商品を投入する時期に関してはそこまで偏った結果は見られません。冬場の繁忙期前に一斉に投入してくる、といったこともなく、各メーカーの開発都合により年中均等に発売される傾向にあります。

この理由としては、給湯器の場合、基本性能にそれほどメーカー差が無いことがあげられます。
一般家庭で80%以上のシェアを誇る主に使われている従来型給湯器、エコジョーズ(ガス給湯器)などはどのメーカーの物でも光熱費はほぼ変わりません。
付加価値を付けられる部分はリモコンで操作できる機能やデザイン性になる為、給湯器はそもそもあまり変化がない商品です。

各メーカーとも新商品に関してはエコワンやエコキュートのような高エネルギー効率タイプの新型給湯器に注力していますが、これらの新型高性能給湯器は発売当初かなり高額で、どんどん価格が下がっていく傾向が強い為、発売後すぐに「高性能だから」と飛びついても結局ランニングコストでは導入費用をペイできないケースが多いので、焦って飛びつく必要はありません

更に安く給湯器交換をするには?

給湯器が安い時期に、もっとお得に給湯器を購入・交換する方法は、ズバリ相見積もりを取って価格交渉をすることです。

夏場の閑散期の場合、業者は値下げをしてでも仕事を取りたい立場。値引き交渉をすることで、通常より更に安く購入することが出来ます。

具体的な方法は下記の通りです。

  1. 希望する給湯器のタイプを予め把握しておく(どの給湯器を選べばよいか分からない方はこちらをご覧ください。
  2. 既存の給湯器との交換であれば設置場所の周辺写真・本体の品番・配管の写真をスマホ等で撮影しておく
  3. 給湯器交換はネット上の専門業者が最も安いので、写真を添付して希望のタイプを伝えた上でオンライン上で複数社から見積もりを取る
  4. その上で価格交渉が可能な業者に最安値の見積もり以下にならないか、相談する

この手順を踏む事が最も安く給湯器を交換することが出来ます。
それ以外にも給湯器を安く買う方法はありますので、詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

給湯器交換にかかる費用は?各業者でかかる工事費をまとめて紹介
給湯器を新しいものに買い替えようと考えたときに、交換にどのくらいの費用がかかるのかは多くの人が気になるところだと思います。 結論から言うとガス給湯器の交換にかかる費用は依頼する業者によって変わります。 なぜなら、給湯器の本体の値段や設置する...

給湯器の故障を防ぐコツ

給湯器の故障を防ぐコツには以下のようなものがあります。

  • 給湯器の周囲に物を置かない
  • ポンプ運転などで凍結を防止する
  • 入浴剤は慎重に使う
  • 給湯器の稼働時間を節約する

給湯器の周囲に物を置かない

給湯器の周囲に物を置いてしまうと給排気口を塞いでしまい、不完全燃焼が起きた結果、給湯器の故障だけではなく重大な事故につながってしまう可能性があります。

物だけではなく周りに生えている雑草や蜘蛛の巣、虫が混入することでも故障の原因になってしまう可能性もあります。

そのため、給湯器の周りには物を置かず、周囲をキレイにしておきましょう。

ポンプ運転などで凍結を防止する

ポンプ運転とは自動で水を循環させ凍結を防止する機能のことですが、冬場などは水を循環させることで凍結を防止し、給湯器の故障を未然に防ぐことができます。

凍結すること自体は給湯器の故障ではありませんが、凍結によって配管が破損したり、内部へと水漏れが発生したりと、そこからの二次被害が考えられます。

そのため、天気予報などで気温が著しく下がる可能性がある場合は水を動かし、凍結を防止しておきましょう。

ちなみに、凍結防止についてはこちらの記事でもご紹介していますので参考にしてください。

給湯器 凍結防止の予防策・凍ってしまった時の対処法のまとめ
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入浴剤は慎重に使う

入浴剤の種類によっては給湯器の熱交換器や配管などを痛めてしまう可能性がありますので、入浴剤については注意して使ってください。

注意すべき入浴剤としては硫黄成分を含んだ入浴剤、炭酸入浴剤、バスソルトなどの塩分が強い入浴剤、乳白色(白濁)の入浴剤などが上げられます。

1回使う程度では故障に繋がる可能性は低いですが、積み重なっていくと着実にダメージを与えていきますので、入浴剤を使う際は成分に注意してください。

給湯器の稼働時間を節約する

給湯器の標準使用期間は10年と定められており、これを時間に直すと3,650時間になりますが、その時間内であれば給湯器を問題なく使用できる想定ですので、稼働時間を節約していくことで、故障を未然に防ぎ、寿命の先延ばしへと繋がります。

基本的には必要な時に必要な分だけのお湯を使うようにすることで稼働時間をある程度節約できるでしょう。

毎日、いちいちお湯を出したり止めたりするのは面倒だとは思いますが、水道代の節約にもなりますし、積み重なれば大きなものとなります。

ですので、初めは気がついた時にで良いので、こまめにお湯を出したり止めたりを行ってみてください。

給湯器の本体・交換が安い時期 まとめ

本記事の要点は以下の通りです。タイミングを見極め、給湯器交換は安くお得な時期に行いましょう。
  • 給湯器は6~9月の夏場に交換・購入するのが最もお得
  • 冬や引っ越しシーズンは業者が繁忙期になる為、出来る限り避けよう
  • 更に安く購入・交換する為には相見積もりからの価格交渉を