給湯器エラーコード【113】の原因と対処方法をメーカー別に解説

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給湯器のエラーコードは1995年(平成7年)以降、メーカー間で統一されています。リンナイ、ノーリツ、パーパス、パロマ、長府製作所等(東京ガス・大阪ガス等のOEM製品含む)、メーカーによって取り扱い説明書に記載のエラー表記名は異なりますが、原因及び対処法は原則として共通となっています。

給湯器に表示されるエラーコード113は暖房機器側の点火不良が原因で表示されるエラーコードです。

この記事ではエラーコード113の原因と対処法、修理にかかる費用の相場等をご紹介します。

エラーコード表示時の応急処置方法

エラーコード113はガスの供給がストップしている状態に起こるエラーですので、応急処置としてできるのはリモコンの再起動になります。

ガスコンロ等の室内にあるガスを使う機器、全ての使用を一旦ストップし、その上で給湯器のリモコンの電源を一旦切り、スイッチを入れ直します。
その後同じ操作(暖房オン)をして113エラーが出なければ復旧完了です。

一時的なガス供給がストップしたことでエラーが発生した場合、この操作で直ることも多いです。

それでもエラーが直らなければガスの供給が止まっている可能性がありますので、ガスの供給をチェックする必要があります。

ガスメーターの確認・復旧

ガスの供給が停止している場合、ガスメーターのランプが点滅しているはずですので、以下の手順で復旧作業を行います。

  1. 室内のガス機器を全てストップ(使用停止)する
  2. ガスメーターの復帰ボタンカバーを外す
  3. 復帰ボタンを長押し(3秒ほど押し続ける)
  4. ガスメーターらのランプが消灯したら、5分程度待ってからガス機器を使用して開通を確認

上記の方法は一般的なガスメーターの停止解除手順です。メーカーにより手順が異なりますので、不明な際は必ず最寄りのガス会社へ問い合わせて復帰手順を確認してから作業を行って下さい。

ガス会社への支払いを確認

ガス料金の支払いが滞っている場合、ガスの供給が止められてしまうため、エラーコード113が発生する原因になります。

そのため、ガス料金が問題なく支払いできているかを確認しましょう。

灯油残量のチェック

灯油・石油式給湯器に限りますが、灯油の残量が無くなっていることで点火不良が起きます。

この場合は灯油を補給すればエラーが解消される可能性が高いため、灯油の補給を行なってください。

ガス給湯器の排気口を掃除する

突然の台風などの災害によって給湯器の排気口付近が枯れ葉やホコリなどで塞がれていると、エラーコード113が表示されるケースがあります。

そのため、ガス給湯器本体の排気口をチェックし木や枯れ葉、埃、蜘蛛の巣などで物理的に塞がれていないかを視認できる範囲でチェックし、掃除を行って下さい。

その後、リモコンの電源を一旦切り、再度付けなおしてリセットします。
※エラーが出た日が大雨・台風などだった場合、水による排気の詰まりである可能性があります。天候が回復してから半日程度そのまま様子を見てからリモコンをリセットし、再運転して下さい。

上記の方法で解決しない場合、長期間の使用により排気口の奥の方に詰まりが発生しているか、給湯器本体の寿命がきている可能性があります。
また給湯器の修理・交換が必要となりますので、下記業者一覧より修理・交換業者へ相談しましょう。

エラーコード113は自分で修理できる?

エラーコード113は部品故障以外が原因であるケースが多いため、基本的には自分で修理はできず、業者に依頼して修理を行います。

部品故障が原因の場合でも、燃焼系の部品の不具合や点火装置(イグナイター)の劣化、制御基板の修理等になります。
イグナイターに関しては部品がネットでも販売されていますが、ガス給湯器の修理には資格が必要になるため、資格の無い方は修理をすることができません。

ですので、修理に関してはガスを供給するガス会社か、給湯器を修理する業者に依頼しましょう。

エラーコード113の修理費用

エラーコード113の修理の場合は主に、以下の2つの業者が修理に対応してくれます。

・メーカー
・給湯器専門業者

それぞれでかかる修理費用の相場をご紹介します。

メーカーに依頼した場合の費用相場

代表的なメーカーでかかるエラーコード113の修理費用は以下です。

  1. リンナイ:記載なし(部品代+技術料+出張費+諸経費+消費税)
  2. ノーリツ:ガス給湯器の場合15,000円~55,000円程度(税込)
  3. パロマ:記載なし(出張料+技術料(診断料)+部品代)
  4. パーパス:記載なし(出張料+技術料+部品代)

エラーコードの数は非常に多いため、113の詳細な修理費用を記載していないメーカーも多く、その場合は実際に現地で点検を行なってから、費用がわかるケースになります。
ただし、メーカーの場合は修理をしない場合でも出張料で費用が発生してしまうので、その点は注意が必要です。

給湯器専門業者に依頼した場合の費用相場

給湯器専門業者修理の費用相場
17,000円~33,000円

給湯器の燃焼系部品の修理にかかる費用は上記の通りですが、給湯器の種類によっては修理費用がより高額になります。
また、給湯器を長期間使用しての経年劣化による故障の場合、イグナイターなどを直したとしても寿命を迎えるとその他の故障が立て続けに起こる可能性もあります。

しかし、メーカーに依頼する場合と違い出張料がかからない業者も多く、また給湯器の交換になった場合でも安価な値段で給湯器を販売していますので、費用を抑えるのであれば給湯器専門業者の方がおすすめです。

リンナイ製給湯器エラーコード【113】の原因と対処方法

リンナイの給湯器にエラーコード113が表示された場合の原因・対処法は下記です。

リンナイ製給湯器の場合

エラーコード113の原因:点火不良
暖房回路の点火不良、もしくはガスの供給停止

対処方法
ガスの復旧または排気口の掃除、もしくは業者による修理・交換

エラーコード113の原因

エラーコード113の原因
暖房回路の点火不良、もしくはガスの供給停止

シャワーやキッチン等でお湯が使える場合は給湯器もしくは暖房機器の回路の故障が考えられます。
一方で給湯器だけではなくガスコンロなど他のガス機器も使用できない場合はガスの供給に不具合が発生していると考えられます。

エラーコード113の対処方法

エラーコード113の対処方法
ガスの復旧または排気口の掃除、もしくは業者による修理・交換

まずはガスの供給を確認するため、ガスメーターをチェックし、ガスの供給が停止しているようであれば復旧作業を行います。
ガスメーターに問題がない場合、ガスの排気口詰まりの可能性もあるため、排気口の掃除を行います。

それでもエラーが解消されない場合、給湯器の凍結やLPガスの場合はガスの残量不足、または点火装置の故障など、他にも原因がある可能性がありますので、業者に連絡しましょう。

ノーリツ製給湯器エラーコード【113】の原因と対処方法

ノーリツの給湯器でエラーコード113が表示された場合の原因と対処法は以下です。

ノーリツ製給湯器の場合

エラーコード113の原因:暖房機器の点火不良
ガスの供給停止、もしくは給湯器本体内部の暖房または点火系統の部品不具合の可能性あり

対処方法
ガスの供給再開、または給湯器の修理・交換

エラーコード113の原因

エラーコード113の原因
ガスの供給停止、もしくは給湯器本体内部の暖房または点火系統の部品の不具合

ノーリツのガス給湯器では暖房機器の点火不良・異常を検知するとエラーコード113が表示されます。
また、石油給湯器では灯油切れやオイルタンクに溜まった水を聞きが吸い込み、燃焼不具合が起きている可能性もあります。

エラーコード113の対処方法

エラーコード113の対処方法
ガスの供給再開、または給湯器の修理・交換

まずはガスの供給を確認するために、ガスコンロ等他のガス機器が通常通り使用できるかを確認します。
他のガス機器も使用できない場合、ガスの供給に問題がありますので、ガス会社に連絡しましょう。

ガスの供給に問題がない場合は、給湯器のリモコンの再起動を行い、エラーの表示が消えているかを確認しましょう。

給湯器自体は通常通り使用できるが、エラーが消えず暖房機器が使えない場合、点火回路の故障が考えられるため、業者に修理を依頼しましょう。

パロマ製給湯器エラーコード【113】の原因と対処方法

パロマの給湯器でエラーコード113が表示された際の原因と対処法は以下です。

パロマ製給湯器の場合

エラーコード113の原因:風呂・暖房点火不良
床暖房や浴室暖房の点火が確認できない状態

対処方法
ガスの供給再開、給湯器の修理・交換

エラーコード113の原因

エラーコード113の原因
風呂・暖房点火不良

パロマの給湯器では床暖房や浴室暖房乾燥機の点火が確認できない場合、つまり暖房系統の点火不良が検知されると、エラーコード113が表示されます。

エラーコード113の対処方法

エラーコード113の対処方法
ガスの供給再開、給湯器の修理・交換

まずはガスの供給を確認するために、ガスコンロ等他のガス機器が通常通り使用できるかを確認します。
他のガス機器も使用できない場合、ガスの供給に問題がありますので、ガスメーターを確認・復旧を行いましょう。

ガスの供給に問題がない場合は、給湯器のリモコンの再起動を行い、エラーの表示が消えているかを確認しましょう。

給湯器自体は通常通り使用できるが、エラーが消えず暖房機器が使えない場合、点火回路の故障が考えられるため、業者に修理を依頼しましょう。

パーパス製給湯器エラーコード【113】の原因と対処方法

パーパス製の給湯器にエラーコード113が表示された場合の原因と対処法は以下のようになります。

パーパス製給湯器の場合

エラーコード113の原因:暖房点火不良

対処方法
ガスの供給再開、給湯器の修理・交換

エラーコード113の原因

エラーコード113の原因
暖房点火不良

パーパスの給湯器にエラーコード113が表示される原因は暖房機器の点火不良です。
ガスの供給が遮断されるとエラーコード113が表示され、機器の運転が停止します。

エラーコード113の対処方法

エラーコード113の対処方法
ガスの供給再開、給湯器の修理・交換

まずはガスの供給を確認するために、ガスコンロ等他のガス機器が通常通り使用できるかを確認します。
他のガス機器も使用できない場合、ガスの供給に問題がありますので、ガスメーターを確認・復旧を行いましょう。

ガスの供給に問題がない場合は、給湯器のリモコンの再起動を行い、エラーの表示が消えているかを確認しましょう。

給湯器自体は通常通り使用できるが、エラーが消えず暖房機器が使えない場合、点火回路の故障が考えられるため、業者に修理を依頼しましょう。

修理か交換か、給湯器の寿命をベースに考えよう

給湯器には寿命があり、耐用年数は約10年と言われています。
使用頻度や使用環境によっては15年ほどもつ場合もありますが、10年近く使用してから故障が発生した場合には本体交換を勧められるケースがほとんどです。

つまり、例えば15年使用している給湯器を修理しても、それが寿命である可能性もあり他の箇所の修理が発生、その結果修理費用がかさむよりも、交換してしまった方が結果的にお得になる可能性もあります。

ですので、今の給湯器をどれくらい使っているのかをしっかりと把握し、修理か交換を決めるのが良いでしょう。

私が実際に依頼した業者はこちら!

イースマイル

イースマイル 画像引用:イースマイル
基本情報
住所:【東京本社】東京都大田区上池台3丁目44-9 イースマイル東京ビル
【大阪本社】大阪府大阪市中央区瓦屋町3丁目7-3 イースマイルビル
その他全国38拠点
電話番号:0120-222-794
公式HP:https://www.esmile-24.com/waterheater/
営業時間:365日24時間受付対応
保証:施工保証12年・商品保証最大10年
支払い方法:現金・クレジットカード・銀行振込・各種モバイル決済
取扱メーカー:リンナイ、ノーリツ、パロマ
施工スタッフの資格明示:〇

株式会社イースマイルの特徴

テレビCMでもよく見かけ、安心感のある給湯器交換業者です。24時間365日受付対応で、最短20分で駆けつけてくれる対応力は非常に魅力的です。実際にこちらの業者に施工を依頼しましたが、受付スタッフの対応から、作業スタッフの対応まで、非常に親切丁寧で信頼できます。給湯器交換は決して安価ではないので、クレジットカード払いにも対応してくれていてとても助かりました。拠点も全国に38箇所あるようなので、どのエリアから依頼しても比較的迅速に対応してくれると思います。

追記(2022.2.2)
HP上には「全てのサービススタッフがワクチン接種済み」と記載されており、空間除菌装置を持参して交換・修理作業を行うとありますので、新型コロナ対策をきちんとしており、その点では安心して依頼できるかと思います。

⇒ 給湯器交換の実体験をまとめた記事はこちら

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