エコキュートの故障にまつわる症状や原因・修理費用や防ぐコツとは

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エコキュートは2001年に初めて製品化され、それほど歴史があるわけではないため、ふとしたことで故障かな?と思うことも多いと思います。

ただ、もしかしたらそれは故障じゃないという可能性もあるのをご存知でしょうか? それを知るためのもこの記事ではエコキュートの故障にまつわる症状や原因、修理の際にかかる費用や故障を防ぐコツなどをご紹介します。 エコキュートの故障かなと思ったときはこの記事を参考にしてください。

そもそもエコキュートの寿命はどのくらい?

エコキュートは主に「ヒートポンプユニット」と「貯湯タンク」に分かれており、それぞれ寿命・耐用年数に違いがあります。

  • ヒートポンプユニット:5~15年
  • 貯湯タンク:10~15年

エコキュート自体はまだ使われ始めてそれほど年数が経っていないため、寿命・耐用年数は正確ではありませんが、7~8年ほど使用すると故障が目立つケースが多いです。

また、ヒートポンプユニットと貯湯タンクの寿命に違いがある理由として、ヒートポンプユニットとはエコキュートの電気系統が集まっている部分で、そこで使われる電子回路部品が他の部品と比べて故障しやすい傾向にあります。

そのため、貯湯タンクよりもヒートポンプユニットの方が寿命が短くなっています。 このように寿命・耐用年数が経過しているエコキュートの方が故障する確率は高くなっていることを頭に入れておいてください。

エコキュート故障事例別の原因と症状

エコキュートの故障原因と症状について、代表的なものは以下のようになります。

  • 水漏れ
  • 水やお湯が止まらない
  • お湯の温度が安定しない
  • お湯が出ない(水しか出ない)
  • エラーコードが表示される

原因と症状を事例別にご紹介します。

水漏れ

本体や貯湯タンクから水漏れが発生している場合、それは故障ではない事が多いです。

水がお湯に変わると「熱膨張」によって体積が増え、膨張した分が溢れて外部に排水されることがあり、それが水漏れのように見えるだけですので、故障ではありません。

本当に故障している場合、タンク内にヒビが入っている・配線が断線している・配管に不具合が発生している等が考えられます。

水漏れが発生している場合は電気代や水道代が急に上がっている可能性がありますので、怪しいと思ったときはまず光熱費を確認してみましょう。

水やお湯が止まらない

お湯はりを行う際に水やお湯が止まらないという場合も故障ではない可能性があります。

故障ではないのに水やお湯が止まらない場合、考えられるのが「水位設定のミス」もしくは「水位センサーの誤作動」です。 水位設定はリモコンにて確認し、問題がないようであれば次に浴槽の循環口をチェックしましょう。

循環口には水位センサーがあり、例えば循環口が入浴剤などで汚れ・つまりが発生している場合、水位センサーが誤作動を起こし、お湯が止まらなくなる場合があります。

水位設定の確認・循環口の掃除を行い、それでも水やお湯が止まらないという場合は水位センサーの故障の可能性が高いため、業者に点検をしてもらった方が良いでしょう。

お湯の温度が安定しない

お湯の温度が安定しない場合、エコキュートが故障しているのではなく、シャワーの温度を調節する混合水栓(サーモスタット水栓)が故障している可能性があります。

設定した温度で安定したお湯が出ないというこのトラブルの場合は、まずは設定温度を少し上げてみて、ちょうどよい温度のお湯が出るかを確認しましょう。 この方法でもお湯の温度が安定しない場合は、混合水栓自体が故障している可能性がありますので、水栓の修理もしくは交換が必要になります。

ただし、シャワーだけではなく台所や洗面所でも温度が安定しない場合はエコキュート側に不具合が生じている可能性がありますので、業者に点検を依頼しましょう。

お湯が出ない(水しか出ない)

お湯が出ない場合、エコキュートの湯切れの可能性があります。

エコキュートは空気中の熱を利用しお湯を沸かすため、主に深夜帯にお湯を貯めておき、次の日はそのお湯を使うというやり方で給湯しています。

引用元:湯ドクター

そのため、突然お湯が出なくなった場合、貯めていたお湯が切れたという可能性がありますので、まずは沸き上げを行い、お湯が出るかを確認しましょう。

それでもお湯が出なかった場合、配管の凍結や断水などをチェックし、それも問題ないようであれば温度調整基盤や温度検知器といった電子回路の故障が考えられます。 その際は業者に連絡し修理・交換を行って下さい。

エラーコードが表示される

エラーコードが表示された場合、必ず故障しているというわけではないため、取り扱い説明書やホームページを調べ、エラーコードの意味を理解しましょう。

そもそもエラーコードは何らかの不具合があった場合に表示されるもので、故障した場合のみに表示されるものではないため、エラーコードが表示されたとしても故障しているとは限りません。

エラーコードの中には例えば「浴槽の栓が閉まってないからお湯が貯まらない」というものや「貯湯タンク内のお湯がなくなりました」等の表示もあります。

エコキュートの場合、エラーコードの意味はメーカーごとによって違うため、エラーコードが表示された場合は付属の取扱説明書やメーカーのウェブサイトを確認し、内容にあった対処を行いましょう。

エコキュートの修理費用の相場

エコキュートの修理や交換にかかる費用の相場については以下のようになっています。

部分修理・交換 約0.8万円~7万円
ヒートポンプユニットの修理 約8万円~22万円
貯湯タンクの修理 約30万円前後
本体の交換 約20万円~70万円

上記の修理費用はあくまでも相場であり、例えば交換の際は既存のエコキュートの撤去費用などが追加でかかってくることがあります。

なお、ヒートポンプユニットや貯湯タンクの修理については大きなお金がかかるため、他のエコキュートへの交換を考える人もいると思います。 そこで基準とすべきなのが「保証」であり、故障した際、使用から7~8年以上が経過しておりなおかつ保証が切れている状態であれば交換を検討した方が良いです。

しかし保証期間内であれば無料で修理・自己負担額が安く修理できるため、もしも保証が切れていないという場合は保証を利用して修理しましょう。

また、自然災害や不慮の事故で故障してしまった場合、現在加入している火災保険が適用される可能性もありますので、そちらも利用可能であれば利用しましょう。 エコキュートの修理についてはこちらの記事でもご紹介していますので参考にしてみてください。

故障時に依頼する業者の選び方

エコキュートが故障した時に、修理や交換を依頼する業者には大きく分けて以下のようなパターンがあります。

  • 家電量販店に依頼
  • リフォーム業者に依頼
  • ネット業者に依頼

それぞれのメリットとデメリットを紹介します。

家電量販店に依頼

家電量販店にエコキュートの修理・交換を依頼する場合のメリット・デメリットはこちらです。

メリット デメリット
・店舗で商品を見ながら説明を受けられる
・問い合わせ窓口がわかりやすい
・他の家電も一緒に購入できる
・ポイントが貯まる
・かかる費用が高い傾向にある
・施工に来るのは下請けの業者

家電量販店の大きなメリットは他の方法と比較すると「分かりやすい」ということです。

修理するのであればかかる料金や対応を聞くことができますし、交換の場合は商品が店頭にあれば実際に見て確かめることもできます。
また、家電量販店なので他の家電も一緒に買うことができ、ポイントカードがあればポイントが貯められるのも嬉しいですね。

ただし、修理・交換にかかる費用は他の業者と比べると少し値段が高く、また施工してくれるのは家電量販店から依頼を受けた工事業者ですので、工事の質は微妙かもしれません。
ですので、他の家電も一緒に購入したい、ポイントを貯めたいというのであればおすすめです。

リフォーム業者に依頼

リフォーム業者にエコキュートの修理・交換を依頼する場合のメリット・デメリットは以下になります。

メリット デメリット
・施工の技術は信頼できる ・エコキュートの施工のみだと対応してもらえない可能性がある

リフォーム業者に依頼する場合、ネックとなるのが「エコキュートのみでは対応してもらえない可能性がある」という部分です。

以前自宅をリフォームする際に依頼した等の馴染みがある業者であれば対応してくれる可能性もありますが、完全に新規で依頼する場合は状況によっては対応してくれません。
そのため、施工自体は信頼できるものだとは思いますが、確実に対応してくれるというわけではないことを知っておいて下さい。

ネット業者に依頼

ネット業者にエコキュートの修理・交換を依頼した場合のメリット・デメリットはこのようになります。

メリット デメリット
・かかる費用が安い
・好きなタイミングで問い合わせできる
・相見積もりがしやすい
・悪質な業者もいる
・保証やアフターフォローが業者によって違う

ネット業者の場合その手軽さは売りとなっており、他の業者と違い、電話やネットで好きな時に問い合わせができることは大きなメリットです。

また、ネット業者の数は非常に多いため、複数の業者に見積もりを依頼しどの業者が安く修理・交換してくれるのかを簡単に比較することができます。

一方で業者の中には手抜き工事や見積もりに無い費用を請求し、不当に利益を得る悪質な業者も存在することが大きなデメリットではあります。

また保証やアフターフォローにも違いはありますので、スタッフの対応や保証内容なども相見積もりをする際に比較することで、悪質な業者からの被害を避けることができます。

ちなみに、私が以前給湯器交換を依頼したのもネット業者でしたが、信頼できるところだと思い依頼した結果、非常に気持ちよく給湯器交換ができたので、ネット業者はおすすめですよ!

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故障の多いメーカー・少ないメーカー

結論から言うと、メーカーによって故障の多い・少ないという違いはありません。

エコキュートはダイキンやパナソニック、三菱電機や東芝というような大企業が大きなシェアを獲得しておりますが、いずれも大手の企業ですので壊れやすいエコキュートなどはありません。

もちろん、長い目で見た時の故障率はメーカーごとに違いがあるかもしれませんし、故障の原因に地域や季節による個別差の影響もあるため、そういった不確定要素も加味すると、〇〇のメーカーは壊れやすいという判断になるかもしれません。

しかし、メーカーにとって「壊れやすい」というレッテルはプラスにはなりませんし、そのせいで売上が落ちてしまう可能性もありますので、そういったことを考えると、自社を信頼してもらうためにも良いエコキュートを作るのは当たり前のことです。

エコキュートの故障を防ぐ5つのポイント

エコキュートの故障を防ぐコツとして、以下のようなポイントを意識して下さい。

  • 使用環境にあった機種を選ぶ
  • 吸込口や吹出口の周りに物を置かない
  • 使用する入浴剤に注意する
  • こまめなメンテナンスを行う
  • 長期不在の際は電源を切る

使用環境にあった機種を選ぶ

自宅のある地域環境にあった機種を選ぶことで故障防止に繋がります。

エコキュートには次のようなタイプがあります。
  • 寒冷地用
  • 耐塩害仕様
  • 井戸水対応
  • 地下水対応

例えば、東北地方などの寒冷地にお住まいの方は寒冷地用、沿岸部に住んでいる方は耐塩害仕様を選ぶことで、ノーマルなエコキュートよりは故障する可能性が低くなります。

その他にも、井戸水や地下水、温泉水を通常のエコキュートで使用すると配管がつまってしまう可能性があります。 そのため、自宅でエコキュートを使用する際にはどのような環境なのかを考え、それに見合った機種を選ぶことで、故障を未然に防ぐことができます。

吸込口や吹出口の周りに物を置かない

エコキュートのヒートポンプユニットの周り物を置き、吸込口や吹出口を塞いでしまうと故障につながるため、周りに物を置くのはやめましょう。

エコキュートは屋外に設置されることがほとんどで、側面や背面に吸込口、正面には吹出口があります。

引用元:Aucfree

しかし、吸込口・吹出口の周りに物を置いてしまうと正常に稼働できなくなり、エコキュートの性能低下や、最悪の場合、故障に繋がってしまうことがあります。

そのため、吸込口や吹出口付近に物を置かないということと、積雪の際は雪を除去してあげることで、故障を未然に防ぐことができます。

使用する入浴剤に注意する

エコキュートが使用NGとする入浴剤を使ってしまうと故障に繋がる事がありますので、使用するのであれば、メーカーが推奨している入浴剤を使用しましょう。

エコキュートが使用をNGとしている入浴剤には以下のようなものがあります。
  • 塩、酸、アルカリ、硫黄を含むもの
  • とろみがあるもの
  • 白濁色のもの
  • 固形物が入っているもの
  • 発泡成分が入っているもの

これらを使用することで配管やポンプに入浴剤が付着し、つまりや腐食の原因となってしまいます。

そもそもエコキュートは入浴剤を苦手としていましたが、近年では使える入浴剤が増えてきていはいますが、ガス給湯器等に比べるとまだまだ入浴剤に弱いため、使用するのであれば、メーカーが推奨している入浴剤をしっかり確認し、使用しましょう。

こまめなメンテナンスを行う

こまめにメンテナンスをしつつエコキュートを利用することで、故障を防ぐことにも繋がります。

エコキュートを使用していくうちに、貯湯タンク内の汚れが沈殿しフィルターが目詰まりを起こしたり、配管内に汚れが溜まってしまい、故障の原因になってしまいます。

また、ヒートポンプユニットについても同様で、水道水の不純物が溜まり故障してしまうケースがあります。
そのため、半年に1回程度で良いので、貯湯タンク内の清掃や配管掃除、ヒートポンプユニットの水抜きを行うことで、寿命を伸ばし、故障防止に繋がります。

長期不在の際は電源を切る

長期不在の際はエコキュートの電源を切っておくことで、故障防止だけではなく光熱費の節約にもなります。

長期不在の際にエコキュートの電源を入れっぱなしにしてしまうと、タンク内に残っている古い水を何度も沸騰させ、お湯が作られるため衛生的に問題が発生しますし、水垢等の不純物がタンク内に沈殿してしまい、故障の原因になります。

例えば、電気ポットに入っている水を一度も交換せずに、毎日沸騰させて数週間後にそのお湯を使おうとは思わないと思います。
そのため、長期不在の際はエコキュートの電源を切っておき、1ヶ月以上不在にする際はタンク内の水を抜いておきましょう。

エコキュートの故障でも慌てずに!

エコキュートが故障したと思っても、故障ではない可能性があるという事をご紹介しました。

家電製品である以上いつかは壊れてしまいますが、そういった際に慌てて業者を呼び修理することで、かえって割高になってしまう事があります。

ですので、日々の使い方やメンテナンスをしっかりと行い、エコキュートを長持ちさせるとともに、本当に故障したのか?という確認はもちろん、故障だった場合に経過年数を考えて修理より交換すべきか?等もしっかり検討しましょう。

ちなみに、故障の場合は修理を行うと思いますが、エコキュートを含めた給湯器の修理についてはこちらの記事でもご紹介していますのでぜひ参考にしてください。

給湯器の修理はどうする?依頼先や費用相場、交換との比較まとめ

私が実際に依頼した業者はこちら!

イースマイル

イースマイル 画像引用:イースマイル
基本情報
住所:【東京本社】東京都大田区上池台3丁目44-9 イースマイル東京ビル
【大阪本社】大阪府大阪市中央区瓦屋町3丁目7-3 イースマイルビル
その他全国38拠点
電話番号:0120-222-794
公式HP:https://www.esmile-24.com/waterheater/
営業時間:365日24時間受付対応
保証:施工保証12年・商品保証最大10年
支払い方法:現金・クレジットカード・銀行振込・各種モバイル決済
取扱メーカー:リンナイ、ノーリツ、パロマ
施工スタッフの資格明示:〇

株式会社イースマイルの特徴

テレビCMでもよく見かけ、安心感のある給湯器交換業者です。24時間365日受付対応で、最短20分で駆けつけてくれる対応力は非常に魅力的です。実際にこちらの業者に施工を依頼しましたが、受付スタッフの対応から、作業スタッフの対応まで、非常に親切丁寧で信頼できます。給湯器交換は決して安価ではないので、クレジットカード払いにも対応してくれていてとても助かりました。拠点も全国に38箇所あるようなので、どのエリアから依頼しても比較的迅速に対応してくれると思います。

追記(2022.2.2)
HP上には「全てのサービススタッフがワクチン接種済み」と記載されており、空間除菌装置を持参して交換・修理作業を行うとありますので、新型コロナ対策をきちんとしており、その点では安心して依頼できるかと思います。

⇒ 給湯器交換の実体験をまとめた記事はこちら

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