ハイブリッド給湯器『エコワン』の導入費用や相場、ランニングコスト比較まとめ

エコワン

ここではリンナイのハイブリッド給湯器、エコワンの導入をお考えの方の為に、エコワンに関する様々な情報をお伝えします。従来型給湯器やエコジョ-ズと何が違うのか、費用面でどちらがお得なのか、徹底的に解説します。

エコワンとは?基礎知識

エコワンとは、給湯器メーカーの大手、リンナイ社から発売されている、ガスと電気の両方を組み合わせて給湯を行うハイブリッド型給湯器です。

エコワンの特徴1.蓄電性能を備えている

エコワンは、本体内部に蓄電性能を備えており、電気・ガスのどちらでお湯を沸かすか自動で切り替えるシステムを搭載しています。その為、もしガスの供給が止まっても、お湯を作り続けることが出来ます。また蓄電した電気でその他の家電を動かすことも出来ます。同様に電気が止まってもガスが通っていれば給湯が可能で、2018年現在発売されている給湯器の中では最も災害時に強い給湯器です。

エコワンの特徴2.低燃費でランニングコストが最安

エコワンは従来のガス給湯器エコジョーズ比で約85%、電気式給湯器のエコキュート比で約45%のエネルギー消費削減を実現しています。


画像引用:リンナイ公式HP

これにより、年間のガス消費量を大幅に削減することができ、毎月のガス代平均が1万円前後の家庭の場合、メーカー公式発表によると年間で約7万円ガス代を節約することができる、とあります。

エコワンの特徴3.ライフスタイルを学習し、無駄なくお湯を沸かす


画像引用:リンナイ公式HP

エコワンはそれぞれの家庭のライフスタイルを学習し、無駄なくお湯を沸かす機能を備えています。これにより、更なる低燃費を実現しています。

エコワンの導入費用・相場はいくら?

2017年の時点では導入費用が100万円近かったエコワンですが、2018年中ごろより値下げ競争が始まっており、2018年11月時点での管理人調べによると

60~70万円 ※工事費・諸費用コミ

上記がエコワンの導入費用の相場となっています。一方、エコジョーズで床暖房に対応したタイプの交換費用の相場は25万円前後です。

エコワン導入費用の注意点

ただし、エコワンの導入費用は相場の変動がまだ続いています。2019年以降は更に価格が下がってくることが予想されていますが、給湯器の中では高額な部類の為、来年10月に予定している消費税増税(10%へ)後は逆に費用が上がることも考えられます。

また、エコワンは業者によっては取り扱っていないところもまだ多く、玉数の多い従来型やエコジョーズと比べて価格が安定していません。

もしも導入をお考えの方は、下記業者一覧から相見積もりを取った上で比較・検討することを強くオススメします。

エコワンのランニングコストの実態

リンナイ公式HP上では、ガス代を年間7万円程度節約できるとありますが、電気とのハイブリッド式の為、ガス代を節約できる一方、電気代は上がります。では、トータルのコスト差はどれだけ変わるのでしょうか。


※画像はクリックで拡大

実は、電気代がアップすることを加味したランニングコストを比較すると、上記の通り、それほどのコストカットにはなっていません。

上記のシュミレーションは毎月のガス代平均が約8,000円程度のご家庭のシミュレーションですが、リンナイ公式ホームページにて各ご家庭の実情に合わせたシミュレートが出来ますので、詳細を知りたいという方はガスの検針票や電気の明細表に記載された単価を入力し、シミュレートしてみましょう。

導入費用とランニングコストの損益分岐はどこ??

ガス(お湯)の使用量というのは、各家庭により異なります。そこで、損益分岐はどのあたりになるのか、シミュレートしてみました。

シミュレート条件:エコワン導入費用65万円、エコジョーズ導入費用25万円と仮定。使用年数を10年と仮定。途中の修理費用等は含めないものとする

上記を条件に毎月の平均ガス代(従来のお湯使用量)を目安にガス使用量・電気の使用量を計算し、エコワンとエコジョーズのランニングコスト差をシミュレートした結果は下記の通り。

毎月のガス代平均が1万円のご家庭:ランニングコスト差は年間約3.7万円。10年でイニシャルコストはペイできず、エコジョーズの方がお得

毎月のガス代平均が1.25万円のご家庭:ランニングコスト差は年間約4.8万円。8~9年でイニシャルコストはペイできる、エコジョーズ・エコワンの損益分岐ライン

毎月のガス代平均が1.5万円のご家庭:ランイングコスト差は年間約5.7万円。7年でイニシャルコストがペイできて、その後はエコワンの方がお得

このような結果となりました。費用面での損益分岐は『毎月の平均ガス使用量(※エコジョーズ使用)で1.2万円を超えるご家庭かどうか』という結果になりました。

エコワン導入を検討されているご家庭は、床暖房があり、4名以上が同居して毎日しっかりお風呂に入る方達、というのがモデルケースになります。1~2人暮らしの方の場合はそもそもここまでガス代がかかるケースはまずない為、エコジョーズで十分でしょう。

尚、従来型のガス給湯器を使用していたご家庭の場合、エコワンにする上での損益分岐の目安は毎月平均で1.5万円程度。

それ以上であればエコワンがお得、それ以下ならばエコジョーズに変えた方がお得という結果となりました。

エコワンのランニングコストの落とし穴

損益分岐ギリギリのラインの場合に少し頭に入れておいて頂きたい情報があります。それは修理費用についてです。

現在、エコワンは導入されたばかりということで導入実績が少なく、その為故障した際の修理費用については詳細な情報がありません。メーカーに問い合わせてみましたが、あくまでも有料の点検をした後でしか、詳細な見積もりは出せないとのことでした。

一方、実際に管理人が給湯器(従来型)の設置をお願いした業者さんからは

『大型・新型になればなるほど部品代金は高額になる。導入実績が少なく、耐用年数などのデータが少ない為、現時点ではあまりお客様にオススメすることはない』

という話を直接聞いています。リンナイの発表では、エコワンも従来のガス給湯器と同様に耐用年数は10年とされていますが、電子部品が多くなっていることからも故障した際には高額の修理費用がかかる可能性がある、という点は覚えておきましょう。

マンションではそもそもエコワンの設置が出来ないケースも多い

エコワンは給湯器としてはサイズが大きく、原則として一軒家の庭などに据え置きで設置することが前提の作りとなっています。その為、一般的なマンションの多くが設置不可能となっています。

もしもマンションにお住まいの方でエコワンの導入を検討されている場合、まずは設置が出来るかどうか、給湯器交換の業者に必ず確認しておきましょう。

エコワンvsエコジョーズ 導入するならどっちがオススメ?

2018年11月時点での相場では、導入費用とランニングコストを比較した場合、毎月の平均のガス代が2万円近いご家庭ならエコワン、それ以下ならばエコジョーズで良いと言うのが現時点での結論です。

今後の相場変動にも注目したいところですが、まだまだ導入費用が高額なエコワンは、お得に使えるご家庭もまだ限られているというのが現状です。

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