給湯器のエラーコード【200】原因と直し方 ~給湯残火安全装置作動・空焚き安全装置作動~

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給湯器のエラーコードは1995年(平成7年)以降、メーカー間で統一されています。リンナイ、ノーリツ、パーパス、パロマ、長府製作所等(東京ガス・大阪ガス等のOEM製品含む)、メーカーによって取り扱い説明書に記載のエラー表記名は異なりますが、原因及び対処法は原則として共通となっています。

エラーコード200は給湯器の空焚きやガス電磁弁開故障などが原因で異常高温となっている状態で発生するエラーです。
放置しておくと最悪の場合、火災の原因になり得るエラーですので、直ちに給湯器の使用をやめてください。

この記事では給湯器に表示されるエラーコード200について、その内容や修理費用相場等を詳しくご紹介します。

エラーコード表示時の応急処置方法

エラーコード200は直ちに修理・点検が必要なエラーですので、以下の対応を行なってください。

  1. 直ちに給湯器の使用を停止する
  2. 給湯器本体の電源を抜く
  3. 修理業者に連絡する

エラーコード200は給湯器内部の電子機器や燃焼機器の故障、コネクタ不良など、原因は様々ですがいずれにせよ無資格の方には修理が出来ず、他のエラーコードのようにスイッチのオン・オフも効果がないため、業者に点検・修理を行なってもらう必要があります。

また、給湯器本体や配管が高温になっており触ると火傷してしまう可能性もあるため、怪我をしないためにも業者に修理を依頼しましょう。

エラーコード200の修理費用

エラーコード200の修理の場合は主に、以下の2つの業者が修理に対応してくれます。

・メーカー
・給湯器専門業者

それぞれでかかる修理費用の相場をご紹介します。

メーカーに依頼した場合の費用相場

代表的なメーカーでかかるエラーコード200の修理費用は以下です。

  1. リンナイ:記載なし(部品代+技術料+出張費+諸経費+消費税)
  2. ノーリツ:ガス給湯器の場合30,000円~55,000円程度(税込)
  3. パロマ:記載なし(出張料+技術料(診断料)+部品代)
  4. パーパス:記載なし(出張料+技術料+部品代)

エラーコードの数は非常に多いため、200の詳細な修理費用を記載していないメーカーも多く、その場合は実際に現地で点検を行なってから、費用がわかるケースになります。
ただし、メーカーの場合は修理をしない場合でも出張料で費用が発生してしまうので、その点は注意が必要です。

給湯器専門業者に依頼した場合の費用相場

給湯器専門業者に依頼した場合の費用層は以下のようになります。

  1. 給湯器燃焼系部品の修理:総額17,000円~33,000円程度
  2. 給湯器電装系部品の修理:総額6,000円~46,000円程度
  3. 給湯器安全装置の修理:総額7,500~58,000円程度
  4. 給湯器水制御装置の修理 総額10,000円~35,000円程度

給湯器内部のどの部品が故障したかによって修理費用は変わりますが、相場としては上記のようになっています。

エラー200はすぐに修理が必要なエラーですので、手持ちに余裕がない場合は給湯器専門業者の方が安く修理してもらえるでしょう。

ノーリツ製給湯器エラーコード【200】の原因と対処方法

ノーリツ製の給湯器にエラーコード200が表示される場合の原因と対処法は以下です。

ノーリツ製給湯器の場合

エラーコード200の原因:給湯残火安全装置作動
給湯器本体内部の空焚き防止装置系統に不具合が発生している状態

対処方法
業者による点検・修理対応

エラーコード200の原因

エラーコード200の原因
給湯残火安全装置作動

エラーコード200が表示される原因は給湯器本体内部の空焚き防止装置系統に不具合です。

空焚き防止装置とは、機器内部または浴槽に水がない状態で燃焼させないよう、機器の損傷を防止するための装置です。

エラーコード200の対処方法

エラーコード200の対処方法
業者による点検・修理対応

エラーコード200には部品の劣化等が考えられ、故障部品として考えられるのはハイリミット、電装基板、熱交換器、バーナー等の部品で、いずれも業者による修理が必要になります。
これらの部品は無資格の人では修理ができないため、資格を持っている業者に修理を依頼する必要があります。

エラー200は直ちに修理が必要

エラーコード200は全てのエラーコードの中でも、非常に深刻なエラーです。

直ちに修理や交換が必要となり、業者を呼ばなくてはならないため、慌てて業者に依頼する人もいるかもしれません。

しかし給湯器専門業者は数多く、その中には悪質な業者もいるため、いくら慌てている状況でもしっかりと業者を選ばなければなりません。

まずは給湯器の使用を中止し、給湯器本体の電源を抜き、それから落ち着いて修理や交換を依頼する業者に連絡をしましょう。

点火装置の故障(経年劣化)

ガス供給関連の問題を確認しても異常を見つけられなかった、対処法をすべて試したがダメだった場合には給湯器内部の点火装置が故障している可能性があります。(イグナイターの劣化、イグナイターが湿っている、制御基板の故障など)

エラーコード123は自分で修理できる?

エラーコード123が表示されている場合、原因はガスの供給に問題がある場合が多いです。そのため、リモコンのリセットやガスメーターの復帰で無事使えるようになるケースが多いですが、長期間使用している給湯器の場合は点火装置が故障している可能性もあるのでその点を見極められるようにしましょう。

上記で紹介した対処法を試す・確認してみて直らないようであれば点火装置の故障など給湯器の内部に原因がある可能性が高いです。そのため、もし上記の対処法で直らない場合は早めに専門の業者に調査・修理を依頼したほうが良いでしょう。

エラーコード123の修理費用

修理を依頼する際にメーカーと給湯器専門業者の2つの選択肢があります。
メーカーは製造元という安心感がある点や、保証期間内であれば無料で修理してくれるなどのメリットがあります。
逆に給湯器専門業者はメーカーよりも常に安価に修理をしてくれるところが多いです。

しかし、給湯器専門業者は悪質な業者を選ばないように依頼する際に、しっかりとご自身で調べる必要があります。
保証期間内であればメーカーへの修理を依頼し、保証期間外であれば優良な給湯器専門業者へ修理を依頼するのが良いでしょう。

メーカーに依頼した場合の費用相場

パロマ 出張料 2,750円(40km以内)~4,950円(80km以上)+技術料(診断料)4,400円~ + 部品代
※通常時間外、土日祝は出張料、技術料が5割増
パーパス 出張料 2,750円(30km、1時間以内)~ +技術料(診断料) + 部品代
※通常時間外、土日祝は1,100円割増
ノーリツ ■ 修理をした場合
【(1)技術料】+【(2)部品代】+【(3)出張料】×消費税

■ 修理をしない場合
【(3)出張料】+【(4)故障診断料】または【(5)点検診断料】 ×消費税
※通常時間外、土日祝は出張料・技術料・診断料・機器脱着料・高所作業料は3割増
リンナイ 部品代 + 技術料 + 出張料 3,300円~ + 諸経費 + 消費税
※通常時間外、土日祝は技術料・出張料に対して50%割増

エラーコード123は給湯器内部の故障が少ないせいか、メーカーのページに具体的な金額は有りませんがメーカーに依頼した場合は調査だけでも7,000円程度はかかると考えておいたほうが良いでしょう。
ただし、給湯器がメーカーの保証期間内であれば無料で修理してくれる可能性もあるので一度確認してみましょう。

給湯器専門業者に依頼した場合の費用相場

給湯器が故障した際にメーカーだけではなく給湯器専門業者に依頼することも可能です。
その際の修理費用の目安は以下になります。

・給湯器電装系部品の修理 総額6,000~46,000円程度 ・給湯器燃焼系部品の修理 総額17,000~33,000円程度

リンナイ製給湯器エラーコード【123】の原因と対処方法

リンナイ製給湯器エラーコード【123】の原因と対処法は以下のとおりです。

原因:
・暖房途中失火・立ち消え
対処法:
・リモコンのリセット
・ガスメーターをチェック
・ガス会社への支払いが滞っていないか確認する
・灯油残量をチェックし、不足している場合は補給
・給湯器の排気口を掃除する
・凍結している時の対処法
・LPガス(プロパンガス)残量不足
・点火装置の故障(経年劣化)

エラーコード123の原因

エラーコード123の原因
メーカーのエラーコード一覧によると暖房途中失火・立ち消えと書かれています

具体的にはガス・燃料の供給不足や排気口の周りのゴミ、配管の凍結または、点火装置の故障等によって火がつかない事が原因と考えられます。

エラーコード123の対処方法

エラーコード123の対処方法
ガス会社への支払いの確認・ガスメーターの確認、灯油やLP(プロパンガス)の残量確認、また排気口周りや配管に以上がないかの確認
何かしらの影響で給湯器が火をつけることができずにこのエラーが発生しています。
ガスや灯油・LPガス(プロパンガス)などの燃焼のもととなるものの供給がなければ点火できないのはもちろんのこと、排気口周りにごみがあったり、配管に異常がある場合も安全装置が作動して点火できない可能性があります。
上記の対処法を試してみて、全てに問題がなければ点火装置の故障が考えられます。給湯器内部のことであるためその場合は速やかに業者に調査または、修理を依頼するようにして下さい。

ノーリツ製給湯器エラーコード【123】の原因と対処方法

ノーリツ製給湯器エラーコード【123】の原因と対処法は以下のとおりです。

原因:
・暖房が燃焼しない(暖房立ち消え安全装置作動)
対処法:
・リモコンのリセット
・ガスメーターをチェック
・ガス会社への支払いが滞っていないか確認する
・灯油残量をチェックし、不足している場合は補給
・給湯器の排気口を掃除する
・凍結している時の対処法
・LPガス(プロパンガス)残量不足
・点火装置の故障(経年劣化)

エラーコード123の原因

エラーコード123の原因
暖房が燃焼しない(暖房立ち消え安全装置作動)

暖房が燃焼しない原因として
・ガスや灯油の供給がない
・排気口や配管に異常があり安全装置が作動してしまっている
・点火装置の故障
上記の理由などが原因で給湯器が火をつけることができないまたは、火が消えてしまった時にこのエラーが発生しています。

エラーコード123の対処方法

エラーコード123の対処方法
ガス会社への支払い・ガスメーターの確認、灯油やLP(プロパンガス)の残量確認、また排気口周りや配管に異常がないかの確認

対処法としては主に異常がないか確認することがほとんどです。
ガスや灯油・LPガス(プロパンガス)などの燃焼のもととなるものの供給がなければ点火できないのはもちろんのこと、排気口周りにごみがあったり、配管に異常がある場合も安全装置が作動して点火できない可能性があります。
上記の対処法を試してみて、全てに問題がなければ点火装置の故障が考えられます。その場合は給湯器内部のことであるため、速やかに業者に調査または、修理を依頼するようにして下さい。

パロマ製給湯器エラーコード【123】の原因と対処方法

パロマ製給湯器エラーコード【123】の原因と対処法は以下のとおりです。

原因:
・風呂・暖房立ち消え安全装置作動
対処法:
・リモコンのリセット
・ガスメーターをチェック
・ガス会社への支払いが滞っていないか確認する
・灯油残量をチェックし、不足している場合は補給
・給湯器の排気口を掃除する
・凍結している時の対処法
・LPガス(プロパンガス)残量不足
・点火装置の故障(経年劣化)

エラーコード123の原因

エラーコード123の原因
風呂・暖房立ち消え安全装置作動

何らかの理由でガス給湯器内の火が消えてしまったためにガスの供給を遮断する安全装置が起動しこのエラーコードが表示されます。

原因としてはガスの供給が止まってしまっていることが一番多い原因で他にも、排気口や配管の異常、点火装置の故障も原因として考えられます。

エラーコード123の対処方法

エラーコード123の対処方法
ガス会社への支払い・ガスメーターの確認、灯油やLP(プロパンガス)の残量確認、また排気口周りや配管に以上がないかの確認

ガスや灯油・LPガス(プロパンガス)などの燃焼のもととなるものの供給がなければ点火できないのはもちろんのこと、排気口周りにごみがあったり、配管に異常がある場合も安全装置が作動して点火できない可能性があります。
焦らずに上記の対処法を一つずつ試してみて、全てに問題がなければ点火装置の故障が考えられます。

給湯器内部のことであるためその場合は速やかに業者に調査または、修理を依頼するようにして下さい。

パーパス製給湯器エラーコード【123】の原因と対処方法

パロマ製給湯器エラーコード【123】の原因と対処法は以下のとおりです。

原因:
・暖房失火
対処法:
・リモコンのリセット
・ガスメーターをチェック
・ガス会社への支払いが滞っていないか確認する
・灯油残量をチェックし、不足している場合は補給
・給湯器の排気口を掃除する
・凍結している時の対処法
・LPガス(プロパンガス)残量不足
・点火装置の故障(経年劣化)

エラーコード123の原因

エラーコード123の原因
メーカーのエラー番号一覧によると暖房失火と書かれています。

具体的には給湯器内の火が何かしらの影響で消えてしまったときにこのエラーコードが表示されます。

エラーコード123の対処方法

エラーコード123の対処方法
ガス会社への支払い・ガスメーターの確認、灯油やLP(プロパンガス)の残量確認、また排気口周りや配管に以上がないかの確認

ガスや灯油・LPガス(プロパンガス)などの燃焼のもととなるものの供給がなければ点火できないのはもちろんのこと、排気口周りにごみがあったり、配管に異常がある場合も安全装置が作動して点火できない可能性があります。
上記の対処法を試してみて、全てに問題がなければ点火装置の故障が考えられます。

全てを確認しても問題がなかった場合は給湯器本体の不具合が考えられます。
その場合は速やかに業者やメーカーへ調査または修理を依頼するようにしましょう。

対処法をすべて試して直らなければ業者へ依頼を

エラーコード「123」はガスの供給に問題があることがほとんどです。そのためまずは焦らずにガスメーターの確認や支払状況の確認、排気口や配管に異常がないかを確認しましょう。

大抵の場合は異常を改善しリモコン、給湯器を再起動することで直せることがほとんどですが給湯器を長期間使っていたり、対処法をすべて試してもうまく行かない場合は給湯器本体に問題がある可能性が高いため早めに業者へ調査や修理を依頼するようにしましょう。

私が実際に依頼した業者はこちら!

イースマイル

イースマイル 画像引用:イースマイル
基本情報
住所:【東京本社】東京都大田区上池台3丁目44-9 イースマイル東京ビル
【大阪本社】大阪府大阪市中央区瓦屋町3丁目7-3 イースマイルビル
その他全国38拠点
電話番号:0120-222-794
公式HP:https://www.esmile-24.com/waterheater/
営業時間:365日24時間受付対応
保証:施工保証12年・商品保証最大10年
支払い方法:現金・クレジットカード・銀行振込・各種モバイル決済
取扱メーカー:リンナイ、ノーリツ、パロマ
施工スタッフの資格明示:〇

株式会社イースマイルの特徴

テレビCMでもよく見かけ、安心感のある給湯器交換業者です。24時間365日受付対応で、最短20分で駆けつけてくれる対応力は非常に魅力的です。実際にこちらの業者に施工を依頼しましたが、受付スタッフの対応から、作業スタッフの対応まで、非常に親切丁寧で信頼できます。給湯器交換は決して安価ではないので、クレジットカード払いにも対応してくれていてとても助かりました。拠点も全国に38箇所あるようなので、どのエリアから依頼しても比較的迅速に対応してくれると思います。

追記(2022.2.2)
HP上には「全てのサービススタッフがワクチン接種済み」と記載されており、空間除菌装置を持参して交換・修理作業を行うとありますので、新型コロナ対策をきちんとしており、その点では安心して依頼できるかと思います。

⇒ 給湯器交換の実体験をまとめた記事はこちら

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