給湯器の価格や工事費まとめ マンション・一戸建て等

給湯器 一戸建て・マンション

「急にお湯が出なくなった」
「引っ越しで新しく給湯器を取り付けたい」
「まだ使えるけどそろそろ交換時期……?」

家に欠かせない給湯器を取り付けるのはせいぜい10年に1回。前回取り付けた時の価格なんて覚えていないし、新しい商品も出ていてどれを選べばいいのか分からない……。そんな方に2018年に実際に給湯器を交換した私が、最新の価格情報をお伝えします。給湯器本体の価格や工事費のカラクリがどうなっているのか、是非ご一読下さい。

給湯器の価格差 基本的な仕組み

給湯器と一口に言っても、かなりの種類があります。その中でも価格を決める上で大事な要素になってくるのが

  • 設置場所
  • 給湯タイプ
  • 省エネルギータイプ
  • 号数

の4点になります。まず設置場所と給湯タイプについてですが

給湯器の設置場所による価格差

 

安い
↓ 室内小型湯沸かし器
↓ 屋外壁掛けタイプ
↓ 屋外マンション用PS式
↓ 屋外一軒家用据置式
高い

給湯器の機能による価格差

 

安い
↓ 給湯専用タイプ
↓ 給湯+追い焚き機能付き
↓ 給湯+追い炊き+床暖房機能付き
高い

このような価格差となっています。価格は最も安い小型湯沸かし器なら本体価格が1万円前後からありますが、最も高い物となると数十万円する物も。大きな価格差の原因となるのが省エネルギータイプによる違いです。

給湯器タイプによる価格差

 

安い
↓ 従来型
↓ エコジョーズ



↓ エコキュート・エコファーム・エコウィル・エコワン
高い
10年ほど前までは従来型が一般的でしたが、現在はガス効率を高めたエコジョーズが一般家庭にも広く普及し、価格差も縮まっています。一方、電気式給湯器のエコキュート、エネファーム、ハイブリッド型のエコウィルやエコワンは、まだまだ高価で本体・工事費コミで60万円~120万円ほどの導入コストがかかります。
尚、号数の違いについてですが、一般的に家庭用として使われる給湯器は主に16号・20号・24号の3タイプですが、号数が上がるにつれて価格も高くなり、差額は1~2万円程度となります。
これらタイプの違いによってそれぞれ価格が異なるわけですが、大凡の価格目安は下記のようになります。
  • 屋内小型湯沸かし器 3~4万円
  • 屋外壁掛け式給湯器 6~15万円
  • 屋外PS式給湯器 8~25万円
  • 屋外据置型給湯器 8~25万円

いずれも工事費コミの総額で、従来型かエコジョーズか、給湯専用か追い炊き付きか床暖房付きか、というだけでこれだけの差額が出ます。

では、一体どのタイプ(組み合わせ)がベストなのでしょうか。

給湯器の価格を知る前に自分に必要なタイプを知る

前項のように、給湯器は価格帯が非常に幅広い上に、そもそもリフォーム無しで自宅に取り付けられる給湯器のタイプはある程度決まっている為、自宅にそもそも取り付け出来ない給湯器の相場を知ったところであまり意味がありません。大切なのは「自分に必要な給湯器の相場と価格帯」です。

では、自分にベストな給湯器をどう選ぶかと言うと

  • お風呂の追い炊き機能と床暖房の有無
  • 設置場所
  • 毎月の平均のガス代金
  • ベストな号数はどれか?

という4点が大事なチェックポイントとなってきます。

まず、追い炊き機能や床暖房の有無ですが、これは基本的には変更出来ません。変更する為には室内や配管のリフォームが必要で、給湯器交換だけで変更できる要素ではない為、まずはご自身の家庭内のお風呂・床暖房がどうなっているかを確認し、合致する給湯器がどのタイプか把握しましょう。

あなたにマッチする給湯器は?給湯器の選び方とタイプ別費用・相場

次に設置場所ですが、今までの給湯器がどこにあるか、確認すればすぐ分かるでしょう。ちなみに、マンションの場合、壁掛け式とPS式という二つのタイプがありますが、壁掛け式は家のベランダなどに剥き出しで設置してあるタイプ。PS式は、玄関横の壁面に埋め込まれるような形で設置してあるタイプになります。

マンションならではの給湯器交換のチェックポイント

ガス代を目安に従来型かエコジョーズ選ぼう

次に毎月のガス代ですが、これは「従来型」か「エコジョーズ」かを選択するのに重要な要素です。と言うのも、従来型と比べてエコジョーズはガス効率に優れている為、ランニングコストを削減できるのが大きなメリットですが、ガスの使用量が元々少なければ初期費用の差をランニングコストでは埋められないケースがあるからです。

号数については

  • 16号……1~2人暮らし用(一箇所でしかお湯を使わない)
  • 20号……2~3人暮らし用(お湯を使うのは二箇所まで)
  • 24号……3人以上~(3箇所以上でお湯を使う場合)

という区切り方が一般的ですが、号数による差額はそれほど大きくない為、これまで使用していた号数ではお湯の勢いに不満という場合は一つ上の号数を選ぶのも良いでしょう。

まず自分に合う給湯器はどれかを知る事が大切ですので、それを踏まえた上で下記のページを参考にしてみて下さい。

給湯器の選び方あなたにマッチする給湯器は?給湯器の選び方とタイプ別費用・相場

上記ページでは、タイプ別の細かい価格と相場を網羅しています。

給湯器の工事費と本体価格の関係

ここまで説明してきた価格は、全て業者に依頼した際に見積もりとして出てくる給湯器本体+工事費コミの総費用です。

では、工事費を抑える為にDIYをした場合はどうかと言うと

  • 給湯器本体はネットオークション等で入手可能で、定価の3~5割程度の価格で購入可能
  • DIYでの取り付けには電動ドライバーやインパクトなどの工具が必要だが、それらを扱う作業に慣れている方なら難しくはない
  • ただしガス接続のDIYは絶対NG(要・国家資格)
  • ガス接続はガス会社に依頼で3~6千円が相場

となっており、家の外壁に給湯器を固定する作業に支障が無い方ならば、給湯器の取り付け・交換を業者に丸ごと依頼するよりは安く済むでしょう。

一般的に給湯器交換を業者に依頼した際、価格の内訳は

・給湯器本体価格(定価の5~8割引)+工事費2~4万円

が相場です。工事費2~4万円が高いと感じるかもしれませんが、大凡の工事時間の目安は2~3時間程度。給湯器のガス接続に国家資格が必要な専門職である事や人件費を考えたら妥当な金額ではないでしょうか。

工具の取り扱いは出来ても給湯器の取り付けが初めてという場合、作業に丸一日かかる事も珍しくありません。(参考:ハーマン社製給湯器工事説明書)取り付け方法の説明書は初心者にはかなり難しい内容となっていますので、基本的には業者へお願いするのをオススメします。

また、それなりの工事費を取っているから給湯器本体を大幅な割引価格で提供できるというカラクリもあります。

給湯器の交換・取付で価格が安い業者はどこ?

給湯器の取り付け・交換を行う業者は主に

  • 給湯器メーカー
  • ガス会社
  • 大手ホームセンター
  • ネット系総合リフォーム会社
  • ネット系給湯器交換専門会社

といった5種類の業者に依頼する事が出来ますが、この中で給湯器メーカーとガス会社は「給湯器本体の販売価格が高い」為、ネット系業者と比較した場合、2倍以上の総額となる事も珍しくありません。

また、大手ホームセンターの場合、見積もり前に必ずお店へ行くのが必要な事と、その後に自宅の現地確認が必要で、正確な見積もりが出るまでに数日かかるというデメリットがあります。また、私は実際に電話で問い合わせ大凡の価格帯だけ教えてもらいましたが、ネット系業者と比べて2~3割高い見積もりでした。

その点、ネット系総合リフォーム会社・ネット系給湯器交換専門会社は、給湯器周辺の写真をスマホで撮影し、会社のHPにアップロードするだけで正確な見積もりを出してくれます。価格帯もネット系業者が最も安いので、給湯器のDIYは面倒・自信が無いという方は、ネット系業者にお願いするのがベストです。

とは言え、ネット系業者も数多くあり「どれを選んでいいのか分からない」という方も多いかと思います。

これら業者の選び方やそれぞれの特徴については下記ページも参考にしてみて下さい。

給湯器お得給湯器交換はどこが得なのか?ホームセンターvsネット系業者を徹底比較

エコキュートやエコウィル、エネファーム、エコワンはなぜ高い?導入メリットはあるの?

まず初めに結論から申し上げますと、エコキュート、エネファーム、エコウィル、エコワンは「価格面では全くメリットが無いのが現状」です。

従来型やエコジョーズの給湯器が高くても25万円前後で導入できるのに比べ、エコキュート・エコウィル、エネファーム、エコワンはどれも最低で導入価格が60万円から。物によっては100万円以上する場合があります。

これら電気式もしくは電気とガスを組み合わせた省エネルギー性能ではトップクラスのハイエンドモデルは、確かにエコジョーズと比べてもランニングコストは抑えられるのですが、導入価格の高さを埋めるには至っていないのが現状です。

また、これらは導入実績がまだまだ少ない為、耐用年数に関する正確なデータをメーカーも持っておらず、万一故障で部品交換となった場合にも高額の修理費がかかります。

その為、実際に私が給湯器交換業者に聞いたところ

「導入メリットが無いしウチも在庫で持っていないからメーカーとの価格交渉からスタートする事になる。ハッキリ言って現時点ではお客様にオススメする事はありません

との回答でした。

勿論、価格面を一切気にしないという方でしたら、「大規模災害時に最も復旧が早いのは電気なので安心」といった災害リスクに対する安心感や「エコで地球に優しい」といった地球環境への配慮という良い点もあります。

ただ、実際に販売している営業マンが「どうオススメしていいか分からない」とボヤくような商品の為、現時点では残念ながら導入しない方が良いと言えるでしょう。

エコキュート(オール電化)の内情?営業マンの本音

かつてエコジョーズもそうでしたが、新商品が高いのはある程度仕方ないところ。そこから需要と供給が増す事で価格も下がっていくものですが、現在はまだそこまで至っていません。政府や自治体からの補助金があっても尚この価格ですから、一般家庭に広く普及するのはまだまだ先の事になりそうです。