マンションにおける給湯器交換の費用相場や流れ、注意点を徹底解説

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そこで本記事では給湯器の種類や交換の流れ、費用相場を詳しく解説します。

給湯器の寿命は約10年とされており、寿命が近づくほどさまざまなトラブルに見舞われることが多くなります。 そのため、5年以上同じマンションに住んでいる方は特に給湯器の修理や交換を見据えておかなければなりません。

ただし給湯器と一言で言っても、その種類は複数あります。
また修理する業者の見極め方を間違えると、余計な追加料金を取られたり修理の質が悪かったりと後悔することになりかねません。

給湯器の故障に備えて何をしておけば良いのか、不安に思っている方はぜひ最後までご覧ください。

マンションに設置できる給湯器のタイプ

マンションに設置できる給湯器のタイプは、主に以下のとおり2種類あります。
  • PS(パイプスペース)設置タイプ
  • 壁掛設置タイプ
どちらもマンションの限られたスペースでも設置できる、小型の給湯器です。 なお戸建ての場合は、以下のタイプがあります。
  • 屋外設置タイプ
  • 浴槽隣接タイプ
どちらも屋外の地面に据え置くタイプで、マンションに採用される給湯器よりも本体が大きい傾向にあります。 今回はマンションに設置する2種類の給湯器について、詳しく見ていきましょう。

PS(パイプスペース)設置タイプ

マンションの給湯器交換の流れや費用、ポイントを解説

PSとは、パイプスペース、パイプシャフトの略称です。

マンションには玄関付近にパイプスペースというちょっとした空間があり、そこに給湯器本体を収納するのが、PS(パイプスペース)設置タイプです。
なおPS(パイプスペース)設置タイプには2種類あり、「給湯器が扉で隠されているタイプ」と、「給湯器がむき出しになっているタイプ」です。

給湯器がどこにあるか分からない場合はパイプスペースに扉が付いており、給湯器が隠れているかもしれません。
玄関周りに開けそうな扉や排気口がないか確認してみましょう。

壁掛設置タイプ

マンションの給湯器交換の流れや費用、ポイントを解説

壁掛設置タイプとは、玄関先やベランダの外壁に掛けて設置するタイプの給湯器です。
代表的な型でいうとエコジョーズが壁掛設置タイプにあたります。

壁掛設置タイプはマンションだけでなく、一軒家で使われることも多い種類で、コンパクトで場所を取らず、間取りの限られたマンションでも便利な給湯器です。
なお壁掛設置タイプは、排水管や給水管といったパイプが本体の下から出ています。

マンションの給湯器の機能タイプ

マンションに設置できる給湯器には以下の3つの機能タイプのものがあります。

  • ・給湯専用
  • ・ふろ給湯器
  • ・給湯暖房熱源機
給湯専用タイプはその名の通り、給湯しかできないタイプで、追い焚きはできないため、お風呂にお湯を張る際は手動で蛇口をひねり、お湯が溜まるまで流し続けるタイプです。

ふろ給湯器の場合は自動でお湯はりを行うことが出来るタイプで、「オートタイプ」ではもちろん追い焚きもできますし、たし湯や配管洗浄も自動でできる「フルオートタイプ」もあります。

給湯暖房熱源機はお湯を出す、お風呂を溜める以外にも浴室暖房や床暖房などの温水を利用した暖房機器に接続できる機能を持った給湯器です。

機能が充実するほど、給湯器本体にかかる費用も高額になっていきます。

ちなみに、床暖房の導入を検討している方はこちらの記事が参考になると思いますのでぜひご覧ください。

床暖房のある(導入したい)マンションの給湯器交換 まとめ

マンションでの給湯器交換の流れ

マンションの給湯器交換の流れや費用、ポイントを解説

給湯器を交換する流れは、分譲と賃貸で異なります。 分譲マンションの場合、自ら修理業者を選定して依頼する必要があります。
一方、賃貸マンションの場合は管理会社へ連絡すれば、業者が来て給湯器を交換してもらえます。

また分譲マンションは費用が自己負担となりますが、賃貸マンションは毎月払っている共益費から費用が捻出されるため、費用を負担せずに済むケースがほとんどです。
このように、同じマンションでも給湯器交換の流れや費用負担の仕方は異なります。

賃貸マンションの場合

賃貸マンションの場合、給湯器交換の流れは以下のとおりです。
  • 1. 管理会社または大家に連絡
  • 2. 管理会社・大家が交換業者を手配
  • 3. 給湯器を交換

上記のうち、自分で行なうのは1のステップのみです。
給湯器が壊れたと連絡しさえすれば、業者の手配は管理会社か大家が行なってくれます。 賃貸のマンションは、あくまで部屋や設備を「借りている」という定義になるため、修理や交換は持ち主である大家か委託先の管理会社が行なうことになるのです。

交換してほしい旨を連絡する際は、交換の希望日程を3つほど伝えておくと、日程調整がスムーズです。
なお、給湯器の交換にかかる時間は2〜6時間ほどですので、半日は拘束されることを想定して、日程の候補を検討しましょう。

また、交換の前には修理業者から直接連絡が来る場合がありますので心配な場合はどのような段取りになるか、管理会社に確認しておきましょう。 電話が来る場合は管理会社の電話番号も聞いて控えておくと安心です。

分譲マンションの場合

分譲マンションの場合、給湯器交換の流れは以下のとおりです。
  • 1. 管理組合へ連絡し、規約を確認
  • 2. 給湯器の機種を確認
  • 3. 交換業者を選定
  • 4. 日程調整
  • 5. 給湯器を交換
  • 6. 料金の支払い・完了

分譲マンションの場合は給湯器も自分の所有物となるため、賃貸に比べると自分で行なう手順が多くなります。
まずは管理組合へ連絡を入れましょう。
多くの場合、給湯器の設置場所は玄関やバルコニーといった共用部分にあたりますので、防災やトラブル防止の観点から、交換の際は事前の届出が必要となります。

マンションによって給湯器の交換にあたり、本体の色やサイズ、置き場所について細かく規約が設けられており、場合によっては、業者から取得した見積書といった書類の提出が必要となる場合も。 交換する前は、マンションの規約をよく確認したうえで業者を選びましょう。

また業者に依頼する際は、既存の給湯器の機種を伝える必要があります。メーカーや型番は基本的に給湯機本体に記載されているため、探して確認しましょう。 給湯器がPS設置タイプで機種を確認できない場合は、マンションの管理組合へ連絡して聞いておくことをおすすめします。

信頼できる業者の選び方については、のちほど詳しく解説します。

管理会社・管理組合へ連絡し規約を確認する

賃貸と分譲のどちらにも共通するのは、管理会社や管理組合へ連絡する点です。 賃貸においても、給湯器の交換に関する規約が設けられている場合があります。
基本的に賃貸の場合は管理会社が主導して交換作業を行ないますが、新しい給湯器の機種や設置場所、指定の業者があるかが気になる方は規約を事前に確認しておくと安心です。

分譲の場合は特に、自分で業者とやり取りする必要があるため規約は必ず確認しましょう。 規約を確認せず勝手に交換工事を進めてしまうと、せっかく交換した給湯器を自費で撤去しなければならないといったことにもなりかねません。

エコジョーズへの交換には注意が必要

ドレン配管の設置が必要

エコジョーズは省エネでガス代の節約に便利な給湯器ですが、給湯器をエコジョーズへ交換する場合は「ドレン配管」の設置が必要となるので、注意が必要です。
ドレン配管とは、給湯器内部で発生した結露水を排出するための配管のことで、エコジョーズは構造上、ドレン配管の設置が必須となりますが、しかし設置場所によっては、ドレン配管を接続できない構造になっている場合もあります。

接続口がなくても3方弁タイプのエコジョーズで対応できる場合がありますが、初期費用が割高になる傾向があります。 エコジョーズに交換する場合は、現在の設置場所にドレン配管の接続口があるのか、工事費用がいくらになるか見積もりを取って事前に確認しましょう。

なお現在の給湯器が電気温水器やエコキュートの場合、原則としてエコジョーズといったガス給湯器への交換はできません。 設置に必要な設備が電気式の給湯器とガス給湯器では大きく異なるため、難しいと考えましょう。

マンションの給湯器交換における費用相場

マンションの給湯器交換の流れや費用、ポイントを解説

マンションの給湯器交換にかかる費用は、5〜6万円が相場です。

ただし上記の金額は相場であり、業者や設置場所によって異なり、例えば業者によっては、高層マンションの上層階への設置が割高になる場合もあります。
一方で、本体と工事費込みで、割引キャンペーンを行なっている業者もあります。

そのため、5〜6万円はあくまで見積もりの内訳を見たときの参考として考えましょう。
なお給湯器本体の費用は、4万円台のものから15万円以上するものまでさまざまです。 たとえば追い焚き機能がなく給湯専用のシンプルな給湯器であれば、5万円前後で購入できる場合もあります。

一方、追い焚きや浴室暖房といった便利な希望が付いており、なおかつ多機能な浴室リモコン付きの場合は15万円以上することも珍しくありません。 そのため交換費用込みで10万円以内で収まる場合もあれば、20万円以上かかる場合もあります。

自分で給湯器を選ぶ場合は、本体のコストや業者の割引率をよく比較検討しましょう。 将来的に給湯器を交換する場合、予算として10万〜20万円ほど確保しておくことをおすすめします。

マンションの給湯器交換に関してはこちらの記事でも詳しくご紹介していますのでぜひ参考にしてみてください!

マンションのガス給湯器の交換にかかる費用相場や注意点、流れを解説

マンションの給湯器交換を依頼する業者の選び方

マンションの給湯器交換を依頼する業者の選び方 業者を選ぶ際は、以下のポイントを意識しましょう。
  • 相見積もりを取る
  • 施工実績を確認する
  • 対応エリアを確認する
  • 保証やアフターフォローの内容を確認する

給湯器の交換に対応する業者は、個人経営の工務店からチェーンの家電量販店、専門業者とさまざまで、どの業者を選ぶかによって、トータルコストや保証期間、工事の品質も異なります。

なかには相場とかけ離れた高額な費用を請求する悪徳業者も。 悪徳業者を選ぶと高額な費用を払うだけでなく、設置後すぐに給湯器が使えなくなることも少なくありませんので、業者は慎重に選ぶ必要があります。

【トラブル実例解説】悪徳業者に注意!給湯器の修理・交換にまつわる詐欺事例

信頼できる業者を選べば、万が一交換後に給湯器のトラブルが起きた際も迅速に対応してもらえるため安心です。

また「費用を浮かせたいから自分で設置しよう」と考える人がいるかもしれませんが、給湯器のDIYは絶対にやめましょう。 給湯器はガスや電気、そして水道に関する資格を持つ人しか設置できません。

自分で行うとガス漏れや感電といった事故のリスクがあるため、必ず専門の資格を持った業者に依頼しましょう。

給湯器の取り付けはできる?DIYの可否や費用、取付業者を紹介

相見積もりを取る

給湯器の交換業者を選ぶ際は、相見積もりを取りましょう。 相見積もりとは、複数の業者から見積もりを取ることです。
たとえば給湯器の機種が同じでも、どの業者に依頼するかによって見積もりの金額は変わりますので、できるだけ安い業者に依頼したい人にとって、相見積もりは必須です。

また、相見積もりを取ることによって費用のおおよその相場を把握することもできますので、あまりに相場とかけ離れた業者には依頼しないようにしましょう。
なお見積もりの内訳や不明点については、担当者に積極的に質問することをおすすめします。 見積もりがどのような根拠で計算されているのか、しっかりと答えられる業者は信頼できるといえます。

また質問に対する担当者の姿勢も、業者選びにおいて大きな判断材料になります。

施工実績を確認する

業者を選ぶ際は、ホームページに施工実績が記載されているかを確認しましょう。 業者の規模にもよりますが、修理・交換工事の実績が多ければ多いほど、信頼できます。
できるだけ具体的な実績件数を明記している業者をピックアップし、検討しましょう。

またどのような実績があるかも重要で、「実績多数」と記載があっても、肝心の給湯器の交換実績がなければ意味がありません。
そのため、できれば実績の内容も確認し、比較することをおすすめします。

もしホームページに記載がなければ、Googleでの口コミを見たり直接見積もりを取る際に聞いてみるのも1つの手段です。

対応エリアを確認する

業者を選ぶ際は、対応エリアも事前に確認しておきましょう。 業者によっては「関東限定」「都内限定」といったようにエリアを限定している場合もありますし、エリア外の出張はできるものの、別途出張費を取られるケースもしばしば。

できるだけ拠点が自宅と近い業者を選んだほうが、出張費用はかからずに済みます。 近くに良い業者がいない場合は、全国対応の大手家電量販店や大手の設備屋を検討すると良いでしょう。

保証やアフターフォローの内容を確認する

業者を選ぶ際は、どのような保証やアフターフォローがあるか確認しましょう。 業者によって、「無償5年保証付き」や「トラブル時は〇万円まで対応」といった保証があります。
どれだけ実績のある業者を選んでも、交換後の不備やトラブルは絶対にないとは言い切れません。

万が一のときにすぐ対応してもらえるよう、できるだけ保証やアフターフォローのある業者を選びましょう。 業者によっては、有償で保証期間を延長できる場合もあります。

給湯器の寿命が近い人は一度点検をしましょう

マンションの給湯器交換の流れや費用、ポイントを解説

給湯器の寿命は10年ほどですが、10年目を迎える前に故障してしまうことも少なくありません。 そのため5年以上同じ給湯器を使っている人は特に、一度点検することをおすすめします。

点検をしておけば、給湯器が壊れる前に古くなったパーツや壊れそうな部分を修理できる可能性があります。 壊れてから慌てて業者を探すとトラブルも起こりやすいため、余裕のあるときに点検をしておきましょう。

マンションもアパートも給湯器交換に違いはない

今回この記事ではマンションの給湯器交換についてをご紹介しましたが、実はアパートの場合の給湯器交換もそれほど違いはありません。

ただし、分譲マンションに比べるとアパートのほうが永住するという人は少ないかもしれませんので、そういった点では注意するポイントに違いがあります。

とはいえ集合住宅で給湯器を交換する場合は、やはり近隣の方の迷惑にならないように工事を行う必要があると思いますので、管理組合への連絡や規約をしっかりと確認し、希望の給湯器を設置する参考にしてください。

ちなみに、アパートにお住まいの方は以下の記事を参考にしてください。

アパートで給湯器交換をする際の注意点と手順 まとめ

私が実際に依頼した業者はこちら!

イースマイル

イースマイル 画像引用:イースマイル
基本情報
住所:【東京本社】東京都大田区上池台3丁目44-9 イースマイル東京ビル
【大阪本社】大阪府大阪市中央区瓦屋町3丁目7-3 イースマイルビル
その他全国38拠点
電話番号:0120-222-794
公式HP:https://www.esmile-24.com/waterheater/
営業時間:365日24時間受付対応
保証:施工保証12年・商品保証最大10年
支払い方法:現金・クレジットカード・銀行振込・各種モバイル決済
取扱メーカー:リンナイ、ノーリツ、パロマ
施工スタッフの資格明示:〇

株式会社イースマイルの特徴

テレビCMでもよく見かけ、安心感のある給湯器交換業者です。24時間365日受付対応で、最短20分で駆けつけてくれる対応力は非常に魅力的です。実際にこちらの業者に施工を依頼しましたが、受付スタッフの対応から、作業スタッフの対応まで、非常に親切丁寧で信頼できます。給湯器交換は決して安価ではないので、クレジットカード払いにも対応してくれていてとても助かりました。拠点も全国に38箇所あるようなので、どのエリアから依頼しても比較的迅速に対応してくれると思います。

追記(2022.2.2)
HP上には「全てのサービススタッフがワクチン接種済み」と記載されており、空間除菌装置を持参して交換・修理作業を行うとありますので、新型コロナ対策をきちんとしており、その点では安心して依頼できるかと思います。

⇒ 給湯器交換の実体験をまとめた記事はこちら

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